旅行中のできごと

交通 編

ドイツでスイスパスのヴァリデート

旅行前、スイス内での移動のためにスイスパス(スイスの交通機関がほぼ無料になるチケット)を購入しておいた。

日付の入っていないパスの場合、利用開始時に駅でヴァリデート[Validate](利用開始の手続き)が必要となる。

2000年、ドイツのミュンヘンからスイスのバート・ラガッツへ移動するときのこと。

「ミュンヘン→(切符利用)→スイス入国後最初の駅→(スイスパス)→バート・ラガッツ」

となるため、ヴァリデートのためにスイス入国後最初の駅でいったん降りなければならないのかと思っていた。

ところが、ミュンヘン駅で切符を購入する際、バート・ラガッツに行きたいと告げスイスパスを差し出してみると、 ドイツなのにスイスパスのヴァリデートもしてくれた!便利!

氷河特急[Glacier_Express]

2000年、旅行中知り合った人の話によると、3月はガラガラだった氷河特急も夏はやっぱりかなり混んでいるらしい。

全席予約の指定席なので座れないことはないけど、わざわざ追加料金払って予約して観光客でいっぱいの氷河特急に乗るより、 同じ路線を走る普通列車に乗った方が断然良いらしい。

氷河特急と普通列車の違いは、車体が異なるのと氷河特急名物のお土産が買えないことくらいだそうで、 しかも、観光客はみんな氷河特急に乗るので普通列車は結構すいているらしい。

遠回りの方が早く着く
ルート

2000年、スイス、アンデルマット[Andermatt]で氷河特急を下車し、インターラーケン[Interlaken]へ向かおうとしたときのこと。 電車とバスを乗り継いで、地図上で最短と思っていたルートで向かう予定だった。

ところが駅で乗り継ぎを尋ねると、そのルートだと時間がかかるからブリーク[Brig]、シュピーツ[Spiez]を経由して行けと言われる。

スイスの地形を何も理解していなかった当時、「え~!すんごい遠回りじゃん!」と思いながらインターラーケンへ向かった。

電車のアナウンス

スイスの列車の車窓はいつも眺めが良いというわけではない。山の谷間を縫うように走る路線も多くトンネルもけっこうある。

両側を山に囲まれた単調な風景が続き、眠気に耐えられずうとうとしていると周りの人達に笑われたような気が・・・ 電車で居眠りするのは日本人だけというようなことを聞いたことがある。海外では眠らないように注意しているけど、 のんびりした風景とゆったり快適な車内、眠くならずにはいられない。

しかし、車窓がそんな退屈な風景のときでも一つの楽しみを見つけた。

スイスでは、主にドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4ヶ国語が話されている。 そのため、電車のアナウンスも数カ国語で放送される。

フランス語圏では、フランス語、ドイツ語、英語の順。ドイツ語圏に入ると、ドイツ語、フランス語、英語の順に変わる。 どの駅からアナウンスの順番が変わるのか耳を澄ませるのも楽しい。

湖側の席(ゴールデンパスライン)
ゴールデンパスライン

2001年、スイスでインターラーケン・オスト[Interlaken Ost]からルツェルン[Luzern]までの電車に乗ったときのこと。

この区間はゴールデンパスラインと呼ばれ、左右に湖が点在していて景色がとてもよい。

車内がすいていたこともあって、各ボックス席に置かれていたパンフレットを参考に、すべての湖を見ようと奮闘する。

まず、インターラーケン・オストで進行方向に対して右側の席に座るとブリエンツ湖[Brienzersee]が見られる。

ここで席を移ってはいけない。実際は移ってしまって後で慌てることになった。

マイリンゲン[Meiringen](※)でスイッチバックする(最後尾が先頭に変わる)ので、 次の湖は自動的に進行方向左側の席になり、ルンゲラー湖[Lungerersee]、ザルナー湖[Sarnersee]が楽しめる。

その後すぐ進行方向右側の席に移れば、目の前にフィーアヴァルトシュッテッテ湖[Vierwaldstättersee]が広がる。

まとめると、最初は進行方向右に座り、アルプナハ・ドルフ[Alpnach Dorf]あたりで逆側に1度だけ席を移ればすべての湖を堪能できる。

初ライゼゲペック~ライゼゲペック2~

2002年、スイスのマルティニ[Martigny]に到着したときのこと。 市内を散策する前に、今年こそライゼゲペック[Reisegepäck]を活用しようと駅の荷物カウンターへ向かった。

ライゼゲペックは電車による荷物配送サービスで、駅で目的地までの切符を見せると、 10CHF(スイスフラン)で荷物を目的地まで運んでおいてくれるというもの。 この当時は朝預ければ遅めの夕方には目的地に届くということだった。
ライゼゲペック(スイス政府観光局)

昨年はジュネーブからスーツケースを送ろうと朝7時に駅に行ったのに、翌々日の到着と言われ断念。 その一方で今回のここマルティニでは、もう昼前なのに今日中にツェルマットまで荷物を運んでくれるという。

なんなんだろう、この対応の違い。 昨年利用しようとした日は休日、今年は平日という違いはあるけど、平日と休日でサービスが違うとは聞いていない。

実際、荷物はツェルマットに18時に届いた。ちゃんと機能すれば便利なサービスだと思う。

荷物が送れない~ライゼゲペック1~
荷物が届かない~ライゼゲペック3~
ライゼゲペック一新~ライゼゲペック4~

スイスパスが使えるか否か
旧スイスパス通用路線図

2002年、スイスのフリブール[Fribourg]からグリュイエール[Gruyère]湖付近へバスで向かうときのこと。 このルートはスイスパスが使えるのだろうか、という疑問が生まれた。

2002年当時のスイスパス通用路線図(右の写真)を見るとグリュイエール[Gruyères]は載っていない。

確認できるのはフリブール(写真の青丸)から南のビュール[Bulle]やその先のグリュイエール付近に向かってバス路線を表す点線が伸びていることくらい。

実際、フリブールのバスターミナルで路線図を見るとグリュイエール方面に向かうバスは何ルートもある。

乗った後でこのルートはスイスパス適用外だから罰金と言われても嫌なので、念のため乗車券売り場でスイスパスが使えるか聞いてみた。

現在のスイスパス通用路線図

すると使えないと言われる。え~本当かなと思いつつ、渋々乗車券を購入するとなんと11.40CHF(約900円)も取られた。

でもやっぱり気になって別の所で聞いてみると、この区間はどのルートでもスイスパスの適用範囲だと判明。11.40CHF返せ!

ちなみに、現在(2004か2005か2006年以降)のスイスパス通用路線図は右の写真。

カクカクだった湖の形が滑らかになり、電車路線は赤、バスは黄、船は白と色分けされ、市内バスが乗り放題の都市は◎で表示されて見やすい。

グリュイエール(写真の青線)もきちんと明記されているし、 フリブール(写真の青丸)からグリュイエールまでバスが何ルートもあってスイスパス適用区間だということもはっきりわかる。

その上小さなグリュイエール湖[Lac de la Gruyère](写真の青丸と青線の中間)も描かれていてバッチリ!

ローカル電車に慌てる

2002年、ビュール[Bulle]からグリュイエール[Gruyère]へ向かうときのこと。 バスでも電車でも行けるが、電車の方が先に来たので電車で向かうことにした。

おそらくワンマンのローカル電車。乗客も少なく、どうやら地元の人のばかり。

電車が駅に停車する度にきょろきょろとホームを見渡すが、到着した駅名がわからない。 車内アナウンスもなく、今どの辺なのかわからないまま3つ目の駅に到着。

たしかグリュイエールは3つ目だったはず。さすがに人目を気にしてはいられない。 身を乗り出すようにしてホームを見渡すと"Gruyères"の文字を発見! 慌てて降りる。

アナウンスはともかく、ホームに駅名が(おそらく)1ヶ所しか書かれていないとは思っていなかった。 あらかじめ何個目の駅か調べておいてよかった。

ストップオーバー(途中降機)してみる

2003年、パリ到着の2日後、飛行機でスイスのバーゼルへ。

今回ストップオーバーした(目的地へ向かう途中の乗継ぎ地で24時間以上滞在すること)のは、 パリに寄りたかったからではなくストップオーバーが無料だったから(笑)

離れた2都市を周遊するなら便利かもしれないけど、空港までの移動や待ち時間で午前中が丸々つぶれた。

「タダ」につられてストップオーバーしてみたものの、時間を無駄にして損した気分。 しかもパリからバーゼルくらいの距離なら、電車でフランスの田舎の風景を楽しみながら向かった方が楽しかったかも。

バーゼル空港の出入国審査

2003年、パリに2泊した後、飛行機でスイスのバーゼルへ向かったときのこと。

スイスへは当然他国への移動なのに、なぜか出国審査を受けることなくバーゼルに到着してしまった。

スイスがシェンゲン協定に加盟して(2008年12月12日位)以降なら、フランスからスイスへは出入国審査は不要。 でも、このときはまだ2003年。

このままでいいのかなぁと空港内を進んでいくと、一方はフランス、もう一方はスイスと書かれた分岐点に着いた。 スイスと書いてある方は審査官らしき人たちが待ち構えている。それに対してフランスの方は何もなさそう。

スイスと書いてある方へ行き、何事もなく審査を通過。これでOKなのかな!?

このときは結局わからないままだったけど、 どういうことなのか気になって後で調べてみた。

バーゼル空港

バーゼルはフランス、ドイツとの国境に近いスイスの都市。

ところがバーゼルの空港の所在地を調べてみるとフランスのミュルーズとういう町だった。

つまりパリからバーゼルへは国内線扱いで、空港を出るときスイス方面に出る場合は国境の審査があるということなのだろう。

この空港、ドイツのフライブルクも近いことから3都市の名前を入れてバーゼル・ミュルーズ・フライブルク[Basel-Mulhouse-Freiburg]空港とも言うらしい。 でも正式名称はユーロエアポートだとか。

ちなみに、この空港での通貨はユーロ。スイスフランもお札なら使えると言われたけどお釣りはユーロだった。

スイッチバック
バーゼル→ブリエンツ

2003年、スイスのバーゼル[Basel]からブリエンツ[Brienz]へ向かうときのこと。 乗った電車はバーゼル16:00発のEC(ユーロシティー)。

Basel → Olten → Bern → Thun → Spiez → Interlaken West → Interlaken Ost

と、主要駅にしか止まらないので速い。

この年スイスは猛暑。なのにうっかり日が当たる側の席に座ってしまった。 しかもこのままだとトゥーン湖とは逆側。席を反対側に移したくても空いている席はない。

すると、電車はベルンに到着。今だぁ~!と、大勢の乗降客にまじって反対側の席へ移動。

スイッチバック

やったぁ!と思ったのはつかの間。電車は逆向きに動き出した・・・えぇっ(ToT)

ベルン駅付近の線路は右図のようになっているのでスイッチバック(列車の先頭と最後尾が入れ替わる)が行われるのだった。

再び太陽がガンガンに照りつけ、トゥーン湖が見えにくい席のまま18:20インターラーケン・オストに到着。

駅の時刻表
ローザンヌ

スイス国鉄の駅には、どの駅にも右の写真のような黄色と白の2つの時刻表がある。

黄色が出発の時刻表。出発ホーム、行き先の他、経由する主要駅とその時刻も書かれていて見やすくて便利。

白は到着する電車の時刻表。あまり使わないような・・・

追記:
いつ頃からか白の到着時刻表がなくなった。やっぱそうだよね・・・

運航表無視!?

2003年スイス、夕方、ビール/ビエンヌ[Biel/Bienne]からヌーシャテル[Neuchâtel]まで船に乗ったときのこと。 乗ったのは、ビール湖とヌーシャテル湖を両方楽しめる遊覧船で、その日の最終便だった。

ヌーシャテルが近づいてきたとき、船の乗務員さんが残り少ない乗客一人一人にどこで降りるつもりなのかを聞きに来た。

もしかして全員ヌーシャテルで降りると言ったら、立ち寄る予定の船着き場2ヶ所を飛ばしてヌーシャテルに向かうつもりなのだろうか・・・

たしかに、その2ヶ所の船着き場はとても小さそう。しかも既に19時近い。 これからたった数十分の間遊覧船に乗ろう!などという人はいないのかもしれない。

とはいえ、飛ばした船着き場で降りる乗客はいなくても、乗ろうと思っている人が待っているかもしれない。 それとも、飛ばそうとしている船着き場と連絡を取って、乗客がいないことを確認しているのだろうか。 とも思ったけど、おそらくその2ヶ所は係員のいない無人の船着き場。連絡を取りようがないだろう。

そんな心配を全く無視し、船はやっぱりヌーシャテルへ一直線に向かっている様子。

結局2ヶ所の船着き場は飛ばされ、その分予定より15分早い19時過ぎにヌーシャテル到着。

テロ騒ぎの影響を受ける

2006年、スイスのジュネーブからパリを経由して日本に帰国するときのこと。

帰国日前日、お昼を食べた店のテレビで、ロンドンのヒースロー空港でテロ騒ぎがあったというニュースをやっていた。 今朝のテレビもそのニュースでもちきり。

言葉が理解できず、どんな内容かはわからないけど、映像から判断する限りけっこう重大な事件っぽい。 もしかして、ジュネーブやパリの空港も厳重警戒なのではと思ったら、ジュネーブはけっこうすんなり通過し、乗り継ぎのパリに定刻通り(11:10頃)到着。

ところが、そのパリは大混雑。搭乗開始時刻12:20に対して、手荷物検査場にたどり着いたのが12:00。 そしてものすごい行列。

間に合うのか心配になり、近くの空港職員に尋ねると、あー大丈夫大丈夫、あなたの出発時刻は13:15でしょ、という。

でもここは日本ではなくヨーロッパ、しかもフランスだ。 このままおとなしく並んでいて乗り遅れたとしても、何もしなかった自分が悪いんでしょと言われて終わりに決まっている。

といっても大したことはできず、他の職員にも尋ねたり、アナウンスを聞き逃さないように耳を澄ませ、そわそわするのみ。

そして、やっと自分の番が来た。靴も脱ぐように言われ、セキュリティーゲートは音が鳴らなくてもボディチェックを受ける。

結局、搭乗開始時刻自体もかなり遅れたため、なんとか普通に乗ることができ、無事帰国。

北ウイングと南ウイング

2008年、成田からエールフランス航空(AF)でパリへ行くときのこと。予定通り成田空港第1ターミナルに到着する。

今まで欧州系の航空会社を利用することが多かったので、たいてい第1ターミナルだった。 ただ、前回はAFにもかかわらず、JALとの共同運航便だったため第2ターミナルだった。

ということで、第1ターミナルに来るのは久しぶり。

空港内を進んで行くと、北ウイング、南ウイングと2方向に分かれている。あれっ?こんなのあったっけ? 案内板を探したけど見当たらない。ならどっちでも同じだろうと、何も考えず北ウイングの方に進んでいく。

でも、エスカレーターを上がっていくにつれて、だんだん不安になってきた。 本当に北ウイングで良かったのだろうか。4階の国際線出発ロビーで北ウイングと南ウイングはつながっているのだろうか。 つながっていたとしても、南ウイングとは遠く離れているような気がする。

ドキドキしながら4階に着くと、すぐにAFのチェックインカウンターを発見! 無事チェックインを完了(正確にはチェックインはネットで既に済ませてあったので、スーツケースを預けるだけ)。

一安心するとともに、北と南はつながっているのか確認しに行きたくなったが、あまり時間がなさそうなので断念。

あとで成田空港のサイトで確認すると、どうやらつながっているらしい。 でも、4階に着いてから人をかき分けて北と南を行き来するのは、結構大変そうな感じがする。

これからは、第1ターミナルか第2ターミナルかはもちろん、北ウイングか南ウイングかチェックしよう。

ライゼゲペックサービス一新~ライゼゲペック4~

2008年夏、新しくなったライゼゲペック[Reisegepäck]を利用してみた。

ライゼゲペックは電車による荷物配送サービス。 これまでは、機能すれば便利だけど駅によってサービス内容が違ったりズサンだったりしたが、 2005年くらいにサービス内容が一新された。変更内容は以下のとおり。

改訂前:朝、駅に預ければ同日遅めの夕方には目的地の駅に届けておいてくれる。 料金は10CHF(スイスフラン)で、目的地までの切符を所持している必要がある。

改訂後:19時までに預ければ、翌々日の9時までに目的地の駅に届けておいてくれる。 料金は10CHFで、目的地までの切符を所持している必要がある。

これに加えて、改訂後にはファスト・バゲージ[Fast baggage]というサービスができた。こちらは、

9時までに預ければ、同日18時までに目的地の駅に届けておいてくれる。 料金は20CHFで、目的地までの切符を所持している必要がある。

2008年は2度ほどファスト・バゲージを利用した。一度目はチューリヒ[Zürich]からグリンデルワルト[Grindelwald]に。 2度目はグリンデルワルトからビール/ビエンヌ[Biel/Bienne]に送った。 過去に利用したときとは違って、2度とも何の問題もなく便利に利用することができた。

ただ、2度目はビール/ビエンヌ駅に送ったが、本当はその日の最終目的地は数駅隣の小さなリゲルツ[Ligerz]駅。 過去の経験をふまえて小さな駅に送ることを自分から避けたのか、そのとき既に主要駅にしか送れなかったのか記憶が定かではないが、 現在ではファスト・バゲージは主要47駅のみの取り扱いとなっている。

荷物が送れない~ライゼゲペック1~
初ライゼゲペック~ライゼゲペック2~
荷物が届かない~ライゼゲペック3~

追記1:
2012年頃から、普通便(ライゼゲペック)は12CHFに、ファスト・バゲージは22CHFに値上げとなった。

追記2:
その後更に、ラゲージサービス( Luggage)12CHF、エクスプレス・ラゲージ(Express Luggage)42CHFと、名前も料金も改訂された。
サービス内容がころころ変わるので最新情報はこちらから ラゲージサービス(スイス政府観光局)

ユングフラウ地方へのアクセス
ユングフラウ地方

ユングフラウ地方(右図のオレンジ色部分)は周囲を山で囲まれているため、 この地方へアクセスするにはインターラーケン[Interlaken]を玄関口とするルート(鉄道と道路)のみと言っても言い過ぎではない。

実際、2005年大雨の影響でユングフラウ地方が孤立し、交通手段はヘリコプターしかなくなったとか。
swissinfo.ch(日本語)

でも、スイスパス通用路線図にはマイリンゲン[Meiringen]-グリンデルワルト[Grindelwald]間にバスルートが描かれている。

つまり、他にもアクセスルートがあるということになる。

ただ、このバスの時刻表を調べてみると、運行期間が5月から10月くらいの間だけで通年ではない模様。

それでも夏なら運行しているということで、2008年夏、ユングフラウ地方を出発する際、 グリンデルワルトからバスでマイリンゲンへ出てみることにした。 ⇒2008年8月11日の旅行記

ユングフラウ地方アクセス

バス乗り場は、グリンデルワルト駅から徒歩数分のバスターミナル。

残念ながら、このルートは一部区間がスイスパス適用外となっている(↓)ため切符を購入。

グリンデルワルト → (スイスパス所持なら料金半額) → シュヴァルツヴァルトアルプ[Schwarzwaldalp]  → (スイスパス適用区間) → マイリンゲン

バスに乗っているときに気がついた。購入時にスイスパスを提示したにもかかわらず、 スイスパス適用区間の料金まで余分に払わされていたことが分かった( ̄□ ̄#)。

余分に払わされた分(8CHF(約840円))を返金してもらおうとしたが、運転手はドイツ語しか話せないようで、 マイリンゲンに着いても誰もいなくあきらめることにした。

以前にもあったが、観光客がほとんど通らないようなルートでは、職員がスイスパス適用区間をきちんと理解していないことがある。 事前に良く確認しておかないと、余分に支払うことになりかねない。

話を戻して、グリンデルワルトからシュヴァルツヴァルトアルプまで約50分。そこでバスを乗り継ぎ、更に約40分程でマイリンゲンに到着。 車内に観光客らしき人は見当たらず、ただ山道をジグザグに下るのみだった。

結局のところ、時間的にも金銭的にも景観も、いつものインターラーケンへ出るルートが断然よいという結論に至った。

実は、更にこの話には続きがあり、いつものルートの方が良かったと更に痛感させられることになる。

マイリンゲンに着くとすぐに乗客も運転手もどこかに行ってしまい、マイリンゲンの駅には自分ただ一人となった。 誰もいない何もない駅でインターラーケン行きの電車を待つ。

出発時刻が近づいても電車が来る気配がない。すると、出発時刻ちょうどに、自分がマイリンゲンに到着する前から止まっていた電車が突然動き出した。

えっ!まさか!もしかしてこの電車がインターラーケン行きだったのか! 気づくのが遅すぎた。というのも、いつも乗っている電車とはデザインも色も全然違う上3両くらいしかなく、 電車に行き先の表示も見当たらず(最後尾のみ書かれていたらしいが)、そもそもお客が誰も乗っていなかったのだ。

泣く泣くしばらく来ない次の電車を待つが、相変わらず誰もやってこない。 たしか、マイリンゲンは「シャーロックホームズ最後の事件」の舞台となった場所。 観光地化しているかと思ったら、驚くほど寂しい所だった。

グリンデルワルトへのルート
グリンデルワルトへのルート

2011年、スイスパスを携えてヴェンゲン[Wengen]からグリンデルワルト[Grindelwald]へ向かうとき、 次の3ルートのうちどのルートで行くか検討したときのこと。

①クライネ・シャイデック[Kleine Scheidegg]経由(登山電車)
②メンリッヒェン[Männlichen]経由(ロープウェイ、ゴンドラ)
③ツヴァイリュッチネン[Zweilütschinen]経由(登山電車)

標高が高い所を通る乗り物はスイスパスを持っていても乗り放題ではなく割引になるのみ。 しかも、標高が高くなるにつれて当然元の値段も高くなるので、割引されても結構な値段。

①は25%OFFなので42CHF(約4200円)、②は50%OFFで30.30CHF(約3000円)かかってしまう。

①も②も通ったことがあるので、ここは節約してスイスパスのみで行ける③のルートで行く。 山を下ってまた上るのでイメージ的に遠回り。でも時間的にはどのルートでも1時間強で大差ない。

最終電車が・・・

2011年、クライネ・シャイデック[Kleine Scheidegg]からヴェンゲン[Wengen]に戻るときのこと。

山岳鉄道なので電車の運行終了時間が早く、18:30が最終電車。 それでもまだ時間があるので、1駅先のヴェンゲルンアルプ[Wengernalp]まで歩くことにした。 ハイキングの標識では30分となっていたが実際は早歩きでも35分。 なかなか着かないので最終電車に間に合わないのではとちょっと焦った。

ヴェンゲルンアルプに着くと、自分同様ヴェンゲン行きの最終電車を待つ人が十数名。

18:35、ヴェンゲン行きの電車がやってきたが駅に停車せず素通り。 おそらく自分も含めここにいる人全員、次にやってくるのが最終電車だと思っていたのでみんなプチパニック。 駅員さんに聞こうにも、小さな駅なので無人なのかそれらしき人は見当たらない。

ヴェンゲルンアルプの最終電車の出発時刻は18:38。さっきの電車は3分早い。 ちなみに時刻表によると18:35という電車はなく、最終のひとつ前は17時台。やっぱりさっきのが最終なのだろうか・・・ でも電車が時間通り正確に運行されているスイスだし、18:38に本当の最終電車がやってくるに違いない。

出発時間になったが電車はやってこず不安になってくる。 みんな同じように思っているらしく、きょろきょろしたり時計を見たり、時刻表を確認しに行ったりしている。 もしこのまま電車が来なければ、日暮れ前にハイキングコースを歩いて下らなければならない。

そして18:45に迫ろうかというとき、やっと電車がやってきた!山を下る人すべてを乗せているので大混雑。 満員電車に乗り日本に戻ったような気分になりながらなんとかヴェンゲン到着。

観光客数に応じて電車の数を調整しているのだろうけど、電車に素通りされてかなり焦った。

フーリの自動券売機
クラインマッターホルン地図

2011年、シュヴァルツゼー[Schwarzsee]からフーリ[Furi]までハイキング後、 ゴンドラでツェルマット[Zermatt]へ戻るときのこと。

15時台にもかかわらず窓口はしまっていて、ゴンドラに乗る切符を自動券売機で購入しなければならない。 複雑なのか外国語だからなのか苦戦している人多数。

結構並んでいるので、もたつくことを恐れて前のおばさんが購入している様子を見てみることにした。

購入画面は4ヵ国語から選べ、そのおばさんはフランス語を選択。選択肢が多すぎて、Furi―Zermattが見つからない模様。 そのあとよく見えなかったけどとにかく苦戦していて人に教わってやっと購入。

そして自分の番。前のおばさん同様フランス語を選択。始めはうまく画面を進んでいったが、途中からいきなりドイツ語。 えっ・・・読めない。einなんとかと、halbtaxのいずれかの選択画面。おそらく全額料金と半額料金の選択に違いない。 スイスパスを持っている人は半額料金で済むのでhalbtaxを選択。

なんとか支払いの画面に達するがコイン投入口がない。 もたついていると、後ろの人がクレジットカードを入れるんだと教えてくれてやっと購入。 これで一安心。とはいえクレジットカードを持っていないと切符が買えないということ!?

追記:
翌年(2012年)、再びフーリで自動券売機を利用した際、途中からドイツ語の画面に変わってしまうという不具合は改善され、 最後まで指定言語で操作できるようになっていた。

エンガディンカード
エンガディンカード

エンガディン地方では、スイスパスではカバーしきれないロープウェイやケーブルカー、チェアリフトなどが結構ある。

その代わりエンガディン地方の乗り物が無料となるカードが、ホテルのチェックインの際に渡される(右の写真)。 とはいっても、ホテル代にその分の料金も含まれているのだろうけど。

どのホテルに泊まってもというわけではなく、この交通カードと提携しているホテルに泊まった時のみ渡される。
エンガディン地方交通カード情報(英語など)

ベルナー・オーバーラントパス
ベルナー・オーバーラントパス

2013年、この年はスイスパスではなく、ベルナー・オーバーラントパス[Regional Pass Berner Oberland]を利用することにした。

パスは前もって買っておかず、現地調達。使い始める当日の朝、ラウターブルンネン駅で購入。 通用日数は4日、6日、8日、10日の4種類。

スイスパスのような横長のチケットではなく、普通の切符と同じようなタイプのチケットでホルダーに入れて渡された。

それに加えて厚さ1cmもある時刻表(左の写真)ももらった。乗車可能なすべての乗り物の時刻表と路線図が載っている。 路線図と時刻表が番号で対応しているので調べたい時刻や路線がすぐに引ける。でもちょっと重い・・・

それからもう一つ、時刻表と同じデザインの表紙の通用路線図ももらった。この路線図は以下のサイト①の下の方「Information」の「Show map of validity」からもダウンロードできる。
①ベルナー・オーバーラントパス情報(英語など)
②ベルナー・オーバーラントパス情報(英語など)

リージョナルパスでありながら通用路線範囲はとても広く、 北東方向にはルツェルン[Luzern]まで、北西にはベルン[Bern]まで、南にはブリーク[Brig]までと、かなりの広範囲が乗り放題となる。

しかも、スイスパスでは山岳鉄道などは25%オフや半額にしかならない区間が多いけど、このパスはユングフラウ地方の山岳鉄道も乗り放題となる。 だたし、クライネ・シャイデック[Kleine Scheidegg]からユングフラウヨッホ[Jungfraujoch]など、半額にしかならない区間も少しはある。

パスを買っても雨に降られたら行動が限られてお得感がないかと思いきや、 これだけ広範囲をカバーしてくれるパスなら、ユングフラウ近辺の山岳地方は雨でも、晴れている地域に足をのばせるので損はない。

無料チケット(ジュネーブ空港)

2014年、ジュネーブ[Genève]のコワントラン[Cointrin]空港のターンテーブルで荷物を待っている間のこと。

荷物受け取り所の出口付近に無料交通チケット券売機のようなものを発見! ボタンを押すとチケットが出てきて、このチケットで時間制限付きでジュネーブ市内?の交通機関に乗れる模様。 詳細は ジュネーブ空港(英語、仏語、独語)のホームページのGENEVA AND REGIONの真ん中辺の TRAVEL FREE ON PUBLIC TRANSPORT DURING YOUR STAY IN GENEVAを参照。

自分の泊まるホテルはバスで11分とはいえフランス側になってしまうので、 使えるかどうかわからなかったがとりあえずボタンを押してチケットゲット!

あとでゆっくりチケットを見てみようと思っていたら、いつの間にか紛失したらしく見つからない(T_T)

シャモニーへのアクセス

2014年、ジュネーブ[Genève]のコワントラン[Cointrin]空港からフランスのシャモニー[Chamonix]へ行くときのこと。

空港到着後、シャモニー行きのバスを予約するため、あらかじめ調べておいたバス会社のカウンターを探すが見つからず、たまたま見つけた別の会社のバス Chamexpressを予約した。

予約したのは翌日8:30出発のバスで片道35EUR。 説明によると、宿泊先のホテル前などシャモニーの指定場所まで送迎してくれるようなことを言われたが、 自分が聞き間違えているのか、どういうことなのかわからなかったのでシャモニー観光案内所を指定した。

翌日、空港内のUBS銀行付近の集合場所へ行ってみると乗客は自分を含めて4人のみ。 全員そろったところで連れて行かれた先にあったのは小型のマイクロバス。 大きなバスで乗客も大勢いると思っていたのでちょっと拍子抜け。でもこれなら車酔いしにくいかも。

移動中、他の3人(それぞれ他人)と運転手さんは英語で何か楽し気に会話していたが、 何を言っているのかさっぱりわからず会話に入れず(T_T)

途中1人をシャモニーに行く途中にある町サランシュ[Sallanches]で、 もう1人をレ・ズッシュ[Les Houches]で下ろし約1時間40分程でシャモニー到着。

シャモニー内の指定場所だけでなく、シャモニーまでの通り道にある所でもOKっぽい。 〇〇ホテル前など具体的な指定場所まで送ってくれるので、同乗の乗客の行先によっては自分の目的地に着くまでに余計時間がかかることになるけど便利。

帰りもこのバスを利用したいと運転手さんに伝えると、予約センターに電話をしてくれて自分で内容を伝えるよう携帯電話を渡された。

利用したい日時と、送迎に来てほしい場所、クレジットカード番号を伝えると、確認証をメールで送るからと言われメールアドレスを聞かれる。 口頭でメールアドレスを伝えたのできちんと伝わってない感じはしたが、案の定確認証は届かなかった。

ジュネーブに帰る日、確認証が届かなかったことで本当に来てくれるのか心配になり、 指定時刻16時の1時間前に指定場所にした観光案内所前へ行ってみた。

観光案内所近くのカフェのテラスでバスがいつ来てもいいように一杯飲みながらスタンバイ。 すると、15時半過ぎマイクロバスがやってきた!あれ!?30分早い。

カフェから飛び出し、バスの運転手さんに聞くと、 どうやら別の人を観光案内所前まで送ってきただけで、自分を迎えに来たようではなさそうだったが乗っていいと言われる。

既に1人乗っていて、あちらこちらのホテルをまわり、計8人を乗せてジュネーブ空港へ。 今度は皆ほとんど話すことなく、隣に座っていた人などはぐーぐー寝ていた。 帰りもあちらこちら寄った割に約1時間35分程で到着。

長距離のバスはなんとなく不安があったが、もし運転手がスピードを出しすぎていたら本部に通報してください的なことがバスの中に書いてあり、 運転手もスピード厳守。高速道路でもゆっくりで安全運転だった。

大型バスではなくマイクロバスだし、あちらこちらに寄っても1時間40分程ならなんとか酔い止めを飲まずに済むし、 具体的な指定場所を選べるし、安全面もきちんとしてそうなので、次回シャモニーを訪れる際は是非また利用したい。 今度はあらかじめネット上から予約をしようと思う。

モンブラン・マルチパス
モンブラン・マルチパス

2014年、フランスのシャモニーに5泊滞在したときのこと。 シャモニーの色々な乗り物が乗り放題となるモンブラン・マルチパス[Mont Blanc Multi Pass](右の写真)を購入した。
モンブラン・マルチパス(英語など)

プラン・プラ[Plan Praz]行きのゴンドラ乗り場で6日間(連続タイプ)115EURを購入。 (※ただし、パスのカードの料金としてプラス3EURかかる。再利用もできるカードで、もしくは最後に返せば3EUR戻るらしい。) シャモニーの色々な乗り物乗り場などで購入できる。

ただし、至れり尽くせりのスイスの各種パスのように、乗車可能な乗り物がどれなのかとか、乗車可能区間の地図とか時刻表とか、 そういった詳しい資料は一切くれない。というかそもそも存在していないっぽい。上記サイトから得られる情報がすべてといった感じ。

ちなみに、特典(Benefits)の一つとして、「COURMAYEUR (Italie) : -50% off ski-lifts (except Funivie Monte Bianco)」とある。 除外となるFunivie Monte Biancoは、クールマイヨールからバスで10分のラ・パルド[La Palud]から出ているロープウェイのことで、 モンブランをイタリア側から見ることができる。このロープウェイが割引の対象外なのはちょっと不満。

それでもけっこう使い倒し、お得なパスであることには間違いない。

エギュィーユ・デュ・ミディへ

2014年、フランスのシャモニーに滞在したときのこと。 5泊の滞在期間中、最終日だけやっと快晴に恵まれた。完全に晴れるまで行かないと決めていたエギュィーユ・デュ・ミディ[Aiguille du Midi]へ向かう。

朝7:45、エギュィーユ・デュ・ミディに向かうロープウェイ乗り場に到着すると、既にチケット売り場にもロープウェイ乗り場にも大行列。

チケット売り場では、乗車券を買うだけでなく整理券も渡される模様。 乗り場付近の電光掲示板に大きな番号が表示されていて、その番号の整理券を持っている人が乗ることができる。

では、モンブラン・マルチパスを持っている場合はどうなるのか?

モンブラン・マルチパス所持者は、エギュィーユ・デュ・ミディへのロープウェイも乗り放題。 その上、特典として9時半までなら予約なしで乗ることができるらしい。

ということは、9時半前ならわざわざ整理券のためだけにチケット売り場に並ばないでロープウェイ乗り場に直接並んでもよいということなのだろうか。

おそらくそういうことだろうとは思いながらも、心配だったので前日の夕方、チケット売り場がすいているときに聞きに行ってみた。 チケット売り場のお姉さんの話によると(聞き間違えていなければ)どうやら自分の考えで合っていそう。 ただ、時間が9時半までではなく8時までと言っていた。

現在7:45。とりあえず直接ロープウェイ乗り場に並んでみた。 これでもし乗る寸前になって整理券がないからダメと言われたら面倒くさいな。っていうか並んでいる間に8時を過ぎたらどうなるのか・・・

とにかく長い行列で、45分並んでやっと乗車。既に8時半を過ぎていたけど整理券なしで乗ることができた。 結局、8時までなのか9時半までなのかは不明のまま。たぶん時期によって違うのだろう。

成田空港の出入国自動化ゲート

2015年夏、数年前から気になっていた成田空港の自動化ゲートの利用登録をした。

自動化ゲートは、審査官による審査を受けず、機械でパスポートと指紋を照合するだけで出入国審査場を通過できるシステム。 一度登録すると、成田空港だけでなく羽田空港、中部空港、関西空港の出入国審査場でも利用できる。 ただ、利用期間はパスポートの有効期限前日までで、パスポートを更新すると新たに登録し直さないと利用できないらしい。

お盆の時期はどこが行列の最後尾かわからないほど出国審査場が混雑するときもあり、 大行列を尻目に機械でピッとスマートに審査場を通過できるなんてちょっと憧れでもあった。

早めに空港に行ってチェックインを済ませ、自動化ゲート登録カウンターを探す。 登録カウンターは何ヵ所かあって1つは出国審査場にあるが、 そこは昨年混んでいたのを見ているのでパスして別のカウンター(成田空港第1ターミナル中央ビル2階)へ行ってみることにした。 こちらは荷物検査場を通過する前の誰でも行ける場所にある。

申請書に必要事項を記入し、両手の人差し指の指紋を登録する。お客はいなく10分もかからずスムーズに登録できた。

これで今回の旅行から出国審査の大行列に並ばずに済むぞ!と出国審査場に乗り込むと、 なぜか今年に限ってガラガラ・・・毎年同じような日にちに出発していているのにこんなこと初めて。なぜ!?

それでもせっかく登録したので自動化ゲートを通ってみる。 妹はスマートに通っていたが、自分はというとパスポートの写真のページがすぐに開けずもたつき、 指の置き方が悪くて指紋がすぐに認証されず・・・来年はスマートに通ってみたい。

ちなみに帰国時、今度は羽田空港ではあったが、入国審査場にも自動化ゲートがあるはずと思い、きょろきょろ見回したが見つからない。 自動化ゲートを探して端から端まで移動する気力はなく、審査官のいるゲートもそれほど混んでいなかったのでそちらを通り結局利用できなかった。 来年は役に立つといいんだけど・・・

追記1:
翌年(2016年)、成田空港の自動化ゲートを通って出国しようとすると、やっぱり指の置き方が悪いのか認証されず、職員に別の認証ゲートでもう一度 やってみてくださいと、2つ隣のゲートへ案内される。

全部同じ機械なんだからどれでも同じでしょと思いながら、やってみると認証され通過。

他の人も認証されず時間を食っている人が多数。審査官の審査によるゲートよりは早く通過できるとはいえ、ちょっと不満。

チューリヒ空港

2016年夏、チューリヒ空港から帰国するときのこと。

電車でチューリヒ空港に到着すると、何度も利用している空港なのに今までと変わっていて焦る。 といのも、着いてすぐ「Check-in 3」というカウンターのが目に入ってきた。前はこんなところなかったはず・・・

チェックイン自体は既に済んでいるものの、スーツケースを預けるためカウンターには行かなければならない。 でもここで荷物を預けた覚えはない。

他に「Check-in 1」と「Check-in 2」も存在するようで、それぞれ全く違う場所にある様子。

とりあえずこの3番カウンターではないと思い、2番のカウンターに向かう。 看板の矢印通りに進んでいるのに、矢印がなくなったり、今来た方向を指していたりして迷って時間を食う。

やっと2番に到着したところで、自分のeチケットを確認してみると、 「荷物を預けるカウンターは電車で来た人は3番で、それ以外の人は1番」と書かれていた。 更に、出発便のリストで自分の乗る飛行機を探すと、やはりチェックインカウンターは1または3とある。

2番じゃダメか・・・到着後すぐ確認しておけばよかった。 今、3番から歩いてきて結構遠かったので1番へ向かい、なんとか時間までに荷物を預けられた。

慣れた空港だと思って不覚を取った。朝、予定より30分早い電車に乗っておいてよかった。

Genfってどこだ?

2017年夏、成田からデュッセルドルフを経由してジュネーブに向かったときのこと。

デュッセルドルフに到着後、出発便の掲示板でジュネーブ行きの便を探すが見つからない。 出発時間と便名から推測すると行き先が「Genf」と書かれているのがジュネーブっぽい。でもGeまでしか合ってないし・・・

調べてみると、ドイツ語でジュネーブをGenfと書くらしい。英語だとGeneva、フランス語ならGenèveなのに、 ドイツ語だとこんなに違うなんてびっくり。地名なのにこんなに違うならドイツ語版と英語版と交互に表示してくれればいいのに。

実際、早めに出発ゲート前の待合室へ行って出発便の電光掲示板近くに座って待機していると、 自分同様Genfがジュネーブのことなのか分からない人が他にもいるらしく、掲示板をしばらく眺めた後、これはジュネーブ行きなの?と 2,3人の外国人に話しかけられた。やっぱわからないよね。

グリュイエール湖沿いのバスルート
グリュイエール湖

2017年夏、バスからグリュイエール湖[Lac de la Gruyère]を見ようと、フリブール[Fribourg]からビュル[Bulle]へ向かう。

グリュイエール湖の横を通るバスは234番と336番がある。 2002年のときに乗ったのはおそらく336番なので234番の方に乗ってみた。

こちらのルートも眺めがいいけど、グリュイエール湖はちらっとしか見えず、湖を見るなら336番の方が断然よい。

グリュッチュアルプ行きのロープウェイ

2017年夏、ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]からミューレン[Mürren]へ向かうときのこと。

昼すぎ頃、ラウターブルンネンのグリュッチュアルプ[Grütschalp]行きロープウェイ乗り場に行くと結構混雑している。

このロープウェイはスイストラベルパスを持っていれば無料で乗れる。 が・・・乗り場は自動改札になっていて、切符をかざすとバーが動いて入れるようになっている。 ということは、窓口でスイストラベルパスを掲示して切符に替える必要があるのだろうか。

何度も来ているのに今までどうしていたのか記憶がない。窓口は大混雑していて並んでいたら次の出発に間に合いそうもない。 とはいえ、質問するにしても係員は窓口にしかいないので一応並んでみると、切符に替える必要はないとのこと。

出発時間が近づくと係員が自動改札にやって来て、スイストラベルパス等を所持した乗客は係員に掲示して通してもらうことになる。

前もこんな感じだったっけか?思い出せないけど、たぶん前は自動改札じゃなかった気がする。

自分の旅行記を調べてみると、ラウターブルンネンからグリュッチュアルプを経由してミューレンへ向かったのは、 2001年、2008年、2011年、2013年、そして今回の2017年。どの年の旅行記にも自動改札に戸惑ったような記述はないので、 ということはおそらく2013年から2017年の間に自動改札になったのだと思う。

それから調べていてもう一つ重大な変化があったことに気が付いた。2001年のときはロープウェイではなくケーブルカーだった。 なんとなくそうだった記憶もある。そしてたしか、2006年にラウターブルンネンに滞在したとき、泊ったホテルの裏で工事をしていた。 ケーブルカーからロープウェイに変わったのが2006年12月らしいから、今思えばあのときの工事がロープウェイ建設工事だったのかもしれない。

自分の旅行記を見る限り、2008年に乗ったときにそんな大きな変化に気づいていないようで、なんとも情けない。

パノラマカード・トゥーナーゼー
パノラマカード・トゥーナーゼー

2018年夏、トゥーン湖畔[Thunersee]のシュピーツ[Spiez]のホテルに滞在したときのこと。 チェックインするとパノラマカード・トゥーナーゼー[Panorama card thunersee]というゲストカードをもらった。 トゥーン湖周辺のバスが無料になったり、施設や観光スポットが割引になったりするらしい。
パノラマカード・トゥーナーゼー(英語・独語・仏語)

スイストラベルパスを持っていたので交通機関に関してはメリットはなさそう。 と思いきや、上記サイトの通用路線図を見ると、ベアテンベルク[Beatenberg]からニーダーホルン[Niederhorn]へのゴンドラも乗れそうな表示になっている。 このゴンドラはスイストラベルパスでは半額にしかならないので、乗れるとしたらお得!
ニーダーホルン公式サイト(英語・独語)

シルトホルン行きロープウェイ

2018年夏、シルトホルン[Schilthorn]へ行こうとしたときのこと。
シルトホルン公式サイト(日本語あり)

これまでスイストラベルパス(旧スイスパス)を所持していてもシルトホルン行きロープウェイは半額にしかならなかった。 それが2018年からシルトホルン行きロープウェイもスイストラベルパスの完全対象となった。
シルトホルンがスイストラベルパス無料区間に

半額にしかならないためシルトホルンへは2001年以来行っていなかったので、これは行かないと!と思い立つ。 ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]からシルトホルンへは2通りの行き方がある。

[1] ラウターブルンネン → バス(141番) →  シュテッヘルベルク・シルトホルンバーン[Stechelberg Schilthornbahn] → ロープウェイ → シルトホルン
[2] ラウターブルンネン → ロープウェイ → グリュッチュアルプ[Grütschalp] →  電車 → ミューレン[Mürren] → 徒歩(15分) →  ロープウェイ → シルトホルン

[2]のルートはミューレンやアルメントフーベル[Allmendhubel]へ行くのに何度も通っていて結構混雑するイメージがあったので、[1]のルートにする。 まず、シルトホルン行きロープウェイ乗り場のあるシュテッヘルベルク[Stechelberg]へ。

バス停シュテッヘルベルク・シルトホルンバーンの目の前がロープウェイ乗り場。ところがびっくり。到着するとロープウェイに乗る人で大大大行列!?

とりあえず並んでみるが、この行列は乗り場に続く行列なのか、それともチケットを買うための行列なのかわからない。 それに、スイストラベルパスを持っているとはいえ、一旦それをチケット売り場で掲示して整理券的なものを取得する必要があるのかどうかもわからない。

並んでいる人達も何の行列なのか情報が錯綜している。そしてロープウェイがなかなか来ないので全然行列は進まない。 あと、よく考えるとたしかこのロープウェイはシルトホルンまでの直通ではなく、ミューレンで乗り換えるはず。 ミューレンではルート[2]の方法でシルトホルンへ向かう人も合流するはず。だとするとミューレンで更に大行列に違いない。

せっかくこんなに晴天でハイキング日和なのに、行列に並んでいて日が暮れてしまったら悔しすぎる。 なので行列から離れ、シュテッヘルベルク到着から25分後、次にやってきたバスでラウターブルンネンに戻る。

予定を変更してクライネ・シャイデック[Kleine Scheidegg]へ行き、ヴェンゲン[Wengen]までハイキング。 ラウターブルンネン、シュテッヘルベルク間を往復した時間が無駄になったとはいえ、行列に並ぶよりはるかに有意義に過ごせたと思う。

シルトホルンはしばらくおあずけかな。上記公式サイトから予約もできるっぽいけど、晴れの日でなかったら行く意味がないし。

まさかの北回りルート!?

2023年8月、やっと再びスイスへ行くことができた。コロナ禍前の2019年夏は、スイスではなく台湾にしてしまったので5年ぶりのスイス。

スイスインターナショナルエアラインズで成田からチューリヒへ。 ロシアのウクライナ侵略のせいでロシア上空が飛べず、遠回りするため時間がかかることは分かっていたが・・・

  成田→チューリヒ  14時間25分(例年:12時間25分)

  チューリヒ→成田  12時間45分(例年:11時間50分)

でもまさか、行きが北回りだとは思っていなかったのでびっくり!太平洋上を進み、アラスカのあたりを通過して、グリーンランド上空を通り、チューリヒ到着。

帰りも同じルートかと思いきや、ユーラシア大陸中央付近を横断。 黒海、カスピ海上空を飛び、中国の上を通って成田へ。行きと帰りで地球を一回りしてきた感じ。

いつも長時間フライトにはうんざりさせられるのに、今年は例年より時間がかかるので更に大変かと思ったが、十数時間のフライトとなるともはや差など感じなかった。

ツェルマットの山岳交通機関料金表
ツェルマット山岳交通機関料金表

スイス国鉄(SBB)のサイトおよびアプリはシンプルかつ便利で、電車やバスの他、船、ロープウェイ、ケーブルカー、ゴンドラなどなど、あらゆる交通手段も調べられる。

 スイス国鉄(SBB)乗換案内サイト
 SBBモバイルアプリ

ところがツェルマット[Zermatt]周辺の山岳交通(ロープウェイ、ゴンドラ、ケーブルカー)については料金が表示されない。 ツェルマット観光局のサイトに載ってはいるものの調べにくい。

  ツェルマット観光局(山岳交通料金)

そこで今回(2023年夏)、スネガ[Sunnegga]行きのケーブルカー乗り場に貼ってあった料金一覧表を撮影してきた。(左写真クリック)

バス、渋滞で突然の下車!?

2023年夏、バスに乗ったときのこと。駅のバスターミナルまであと100mくらいのところで踏切渋滞にはまる。

すると運転手さんが何か一言アナウンス(ドイツ語)。それに対して乗客たちが「ヤー(はい)!」と元気よく答えると、ドアが開き乗客たちが続々と降りていく。

突然のことにびっくりしたが、自分も乗っている理由がないのでつられて下車。そして乗客たちは駅のホームに走っていった。

日本ではあり得ないだけに、なんだかうらやましい光景だった。

スイストラベルパス考

スイス旅行の際にはいつもお決まりのように購入しているスイストラベルパス2等8日間。今回(2023年8月)は買おうかどうかかなり悩んだ。

というのも、コロナ禍の間に進行した円安スイスフラン高のせいで、2023年8月上旬の段階で1CHF163円になっていた。
前回2018年の旅行のときは、1CHF112円だったので、その時と比べて約1.5倍・・・

そのせいで、既に予約済みの航空券やホテル代も例年よりも大幅UP。
せめて交通費は節約したいと思って色々考えたが、やはりスイストラベルパスを購入するのが一番安上がりという結論に至り、スイストラベルパス8日間を購入。

結局かかった交通費は、旅行中のレート1CHF=165円で計算すると、

  389CHF(スイストラベルパス) + 102CHF(山岳鉄道など) = 491CHF(82660円)

ちなみに、

  パスを買わなかった場合は、1010.90CHF(166799円)
  スイスハーフフェアカードの場合は、625.45CHF(103199円)

  (注1) 毎日かなり色々乗車した場合。どのくらい乗ったかは2023年の旅行記参照。
  (注2) スイスでは時間帯によって運賃が変動するが、それも考慮して計算。

という結果になった。やっぱり今年もスイストラベルパスを利用した方が断然お得だった。
とはいえ、やはり2018年よりも1.4倍ほどの金額がかかってしまった。

スイストラベルパス関連リンク↓
 スイストラベルパスなど各種パス情報
 スイストラベルパス通用路線図
 スイス国内交通乗換案内、運賃検索(スイス国鉄SBB)
 SBBモバイルアプリ

食べ物・飲み物 編

ビールがぬるい

1997年夏、滞在先のラ・ロシェル[La Rochelle](フランス)で散歩中のときのこと。 あまりの暑さにカフェでビールを注文。すると・・・ものすごくぬるかった。(>_<)どうやら冷やす習慣がないらしい。

飲み物の値段

1997年、フランスでスーパーに入ったときのこと。冷えている飲み物は、冷えていないものより値段が高いことにびっくり!
ペットボトル飲料も500mLより1.5Lとか大きいボトルの方が(同量あたりの値段じゃなくて実際の値段が)安くて更にびっくり!

初ラクレット[raclette]

1998年夏、フランスのアヌシー[Annecy]に滞在中、この地方の名物であるラクレットを食べにレストランへ行った。

ジャガイモがたっぷり入った大きなつぼと、付け合わせのきゅうりと小玉ねぎのピクルスが運ばれてきた。 2人分とは思えない量のジャガイモにびっくり!

しばらくして、とろけたラクレットチーズが乗ったお皿がやってきた。おいしそ~。何回でもおかわりできるらしい。 あっという間に1皿目をたいらげ、おかわりをするがなかなか次が来ない。

続いて2皿目も食べ終え、躊躇しながらも再度おかわり。すると、今度はすぐ3皿目がやってきた。 もしかして、準備しておいてくれた!?

合計3皿、ジャガイモ4.5個。友人も同じ量を食べたのに、つぼにはまだジャガイモが何個も残っている。 どう考えても食べきらない。

すると、ギャルソンがやって来てもっと食べるか?と聞いてきた。 さすがにノンメルシーと答えると、近くに座っていた地元の家族連れがこっちをみて笑っている。 店員さんも苦笑いして去って行った。

やっぱりこれは食べ過ぎだったらしい。じゃ、あの大量のジャガイモは何?

チーズフォンデュ[fondue au fromage]

1998年夏、フランスのアヌシー[Annecy]に滞在中、チーズフォンデュを食べにクラスメイト4人でレストランへ。 修了テストが終わったお祝いに、昼からサヴォワ地方の白ワインをボトルでオーダー。上機嫌で食べまくる。

午後、滞在先のマダムと車で外出。食べ過ぎて苦しい上、マダムの荒い運転に酔って吐く(>_<)

実はフォンデュを食べた後気分が悪くなるのは2度目。フォンデュはチーズが胃で固まるとかで消化が悪いらしい。 それもあるかもしれないけど、美味しくて食べ過ぎるというのも原因のような・・・

ちなみにマダム曰く、フランス人は夏にフォンデュは食べないらしい。日本人が夏におでんを食べないのと同じか・・・

白ソーセージを食べる

2000年、ミュンヘン[München]に到着した夜のこと。ミュンヘンといえばビール!ということでビアホールへ。 黒ビールと白ソーセージ、ザウアークラウト[Sauerkraut](キャベツの酢漬け)などを注文する。

白ソーセージを普通にナイフで切って食べていると、近くの席のおじさんたちがチラチラこっちを見て何か言いたそう。 どうやら食べ方が違うらしい。

おじさんたちのお皿にはソーセージの皮が残っている。皮は食べないらしい。 でも、マネしようにもナイフとフォークでどうやって皮をはがすのか・・・

汚く食い散らかすことになりそうなので、慣れないことはやめてそのまま皮ごと食べ続けた。 上手に食べるには練習が要りそうだ。

朝食時間帯の食堂の様子

2001年、マッターホルン[Matterhorn]観光の中心地、スイス、ツェルマット[Zermatt]のホテルでのこと。

朝食は7:30からというので、時間を有効に使おうと早起きして7:30に食堂へ。 そこに居たのはすべて日本人団体客。みんなせかせかと朝食をとっていた。

急いで朝食を済ませたのに、今日の行き先がなかなか決められずホテルを出たのが9:30。 そのとき食堂をのぞいてみたら日本人は一人もいなく、皆の~んびり食事をしていた・・・

ルツェルンの名物料理!?

2001年、スイスのルツェルン[Luzern]へ行ったときのこと。 ガイドブックに載っていたルツェルン名物だというルツェルナー・クーゲリパステーテ[Luzerner Kügelipastete] という肉料理を食べようと、レストランのメニューを見て回るけどどこにもない。

何度か地元っぽい人に写真も見せて尋ねたけど誰も知らない。本当に名物なのだろうか・・・

思い切ってレストランの店員に聞いてみると、どうやら高級なレストランでないと食べられないらしい。 それなら、もういいや。と、結局食べることなくルツェルンを後にした。

ビール アムステル(AMSTEL)
アムステルビール缶

2002年、フランス、シャモニー[Chamonix]のレストランで夕食にビールを注文したときのこと。

ハイネケン[Heineken]とアムステル[Amstel]があるというので、飲んだことのないアムステルを選択。

外国のビールはあまり好きじゃなかったけど、のどが渇いていたせいもあるのかなんだかすごくおいしい。 また今度飲んでみよう。
アムステル(ビールメーカーサイト)

追記:
2003年、探していたアムステルビールを発見し即購入。気分的なものかもしれないけど、やっぱりおいしい。(右写真)

リュバーブ(ルバーブ)[rhubarbe]のタルト
リュバーブのタルト

2002年、スイス、ツェルマットのパン屋で不思議な緑色のものが載ったタルトを発見。 お店の人に何のタルトか聞いてみたけどよく分からない。というか聞き取れない。

試しに買って恐る恐る食べてみるとおいしい!後でリュバーブのタルトと判明。

グリュイエールチーズ[fromage Gruyère]

2002年、スイスのグリュイエール駅前にあるチーズ工場に行った。 入場チケットを買うと、グリュイエールチーズと音声ガイドの機械(日本語あり)を渡された。もらったチーズは下記の3種。

  • 6ヶ月熟成のdoux[マイルド]
  • 8ヶ月熟成のmi-salé[少し塩気がある]
  • 10ヶ月熟成のsalé[塩気がある]

熟成期間が長くなると、塩気というより「もそもそ」してくる。どれもおいしいけど10ヶ月熟成のが一番おいしい。
グリュイエールチーズ工場(英語など)
グリュイエールチーズ(日本語あり)

エールフランスのシャンパン&機内食

エールフランス(AF)航空に乗るとアペリティフとしてシャンパンが飲める。 2003年夏、今回も楽しみにしていたら、残念なことに昨年までは200mlくらいのボトルをもらえたのが、今年はコップ一杯だけ(T_T)

機内食のメニューは去年と全く同じ。げげっ。でも他の航空会社から比べたら格段においしいのでまぁいっか。

エコノミーなのにワインも赤・白1種類ずつではなく、2種類ずつ用意されているのがフランスらしい。 銘柄まできちんとメニューに書かれている。

クレーム・シャンティイ[Crème Chantilly]

2003年夏、シャンティイ[Chantilly]を訪れたときのこと。屋台でアイスを買おうとすると、注文しなくてもホイップクリームが付くらしい。

そういえばここはクレーム・シャンティイと言われるホイップクリームが名物らしい。

苦手な生クリームとはいえ名物のクリームを要らないとも言えず、仕方なく食べてみるとさっぱりしている!さすが名物。

水の値段
水

2003年夏。猛暑のせいで水ばかり飲んでいた。2日間で飲みほした水(右写真)、計4リットル。 写真左奥はロートホルン山頂で喉の渇きに耐えられず仕方なく買ったビン入りの水。高いし重いし最悪だった。

いくら猛暑とはいえ、こんなに飲んだのかと思うとびっくり。

山頂は仕方ないとして、街で買うならCOOPが一番安そう。 量も500mLより1.5Lの方が(単位量あたりではなく、実際の値段が)安いので、1.5Lのを買って小分けにして持ち歩いていた。

以下、右写真の水を買った場所と量、値段をまとめる。
・ロートホルン[Rothorn]山頂駅・・・Elmer(瓶1.0L)9.50CHF(855円)
・トゥーン[Thun]のCOOP・・・Evian(ペットボトル1.5L)1.50CHF(135円)
・ブリエンツ[Brienz]のCOOP・・・Evian(ペットボトル1.5L)1.25CHF(113円)

CAILLEを食べてみる

2003年、スイス、フランス語圏ヌーシャテル[Neuchâtel]に滞在したときのこと。 今日は街でお祭りがあると聞き、フェスティバル会場へ行ってみるとおいしそうなにおい。

インド人っぽい人たちがカレーを作っている。 でも野菜が食べたかったので、「CAILLE(ライス、サラダ、野菜付き)」というものを食べてみることにした。

カーィユって何?と聞いたけどよく分からない。頼んでいる人もいない。けどまぁいっかと思って注文。

一体何が出てくるんだろうと調理の様子を見ていると、さっきは手前のカレーにばかり目がいっていて気づかなかったけど、 奥の方でトノサマガエルくらいの大きさの足のついた肉が焼かれている。

げげげげげっ。もしかしてあれがCAILLE・・・不安になって辞書をひこうかと思ったけど知るのが恐ろしくて辞書がひけない。

しばらくして渡された紙皿の上には、案の定足のついた丸焼き肉が野菜炒めの上に乗っていた・・・

恐る恐る食べてみると、どうやら鶏肉っぽい感じ。なんとか半分くらいは食べられた。

結局何の肉だったのかやっぱり気になって部屋に戻ってから恐る恐る辞書で調べてみると「うずら(鳥)」とあった。

うずらか!やっぱり鶏肉だったんだ。

ドイツ語の「水」

2015年、オーストリア到着後、スーパーのようなところで水を買おうとしたときのこと。

ドイツ語でWasserが水というのはわかっていたし見れば水かどうかはわかる。 フランス語ならgazeuse(炭酸入り)とnon gazeuse(炭酸なし)なので、フランス語を知らなくてもどちらが炭酸入りかわかる。

ところが同じ銘柄の水が3種類。prickelndとmildとohne。どれがガスなしなのかわからない。

prickelndはどうやら炭酸入りっぽい。残るはmildとohne。mildはきっとマイルドなんだからガスなしに違いないと判断してmildを購入。

が、残念なことに飲んでみると発泡感あり・・・ガス入りだった。

あとで調べてみると、mildは微発泡でohneが炭酸なしだった。 というかこの3種類の表記はこのメーカー特有のものっぽく、正式には、 mit kohlensäureが炭酸入り、ohne kohlensäureが炭酸なし、微発泡は不明。

トラブル 編

トラベラーズチェック(T/C)紛失

1998年、パリの美術館めぐりの途中でカフェに寄る。なかなか使える場所が少ないT/Cがその店では使えた。

もともと5枚つづりのT/C。切り離してはいけないと思っていたので、残っていた3枚ごと店員さんに渡す。 一番上の1枚にサインをしてお釣りをもらって、はいオッケー!

でも、レジダンスに戻って気がついた。残りの2枚のT/Cがない。 よく思い出すと残りの2枚も一緒に店員さんが持っていってしまったのだ。

わざと!?だまされた!?いやいやそんな風な感じの人じゃなかったし。 きっと店員さんも使い慣れていなかっただけでしょ。でも、自分のサイン真似されて残りの2枚も使われたら・・・ いやいや漢字で書いたし大丈夫でしょ・・・と色々な思いが頭を巡る。

更に悪いことにその残りの2枚のT/C番号が分からない。 控えに書かれている番号から4つ目と5つ目の番号だとは思うけど・・・

テレフォンカードをたくさん使ってあちこちに電話をかけまくったけどどうにもならない。 結局日本に帰ってから手続きをすることになり、実際お金は戻ってきた。

T/Cは現金と比べて安心かもしれないけど、直接使える場所が少ないし、銀行で換金するのも面倒。 しかも、使う方も受け取る方も慣れていないから逆に問題が起きやすいような・・・

観光ツアーバスを乗り間違える

1998年のこと。予約しておいたパリ発の日本語ガイド付きバスツアーでジヴェルニー[Giverny]とモネの家へ行くはずだった・・・

バス乗り場で係員にチケットを見せると、一番前に止まっているバスだと言われるが、先にカウンターで手続きが必要と言われる。

手続きを終え、念のため別の係員にもチケットを見せるとやっぱり一番前に止まっているバスだと言われ、そのバスに乗り込む。

バス出発。でも何かヘン・・・ガイドさんはベルサイユの話ばっかりしている。 不安になって、隣の人に「このバス、モネですよね?」と聞くと「えっ?ベルサイユですよ」と(-_-;)

慌ててガイドさんに伝えると、「あら~、ジヴェルニーの人が乗ってるわぁ!どうしましょ~」だって。 バスの乗車口に係員が立ってるとか運転手が居たなら乗りこむ前にもう一度確認とったけど、誰もいなかったし。

このままベルサイユに行くかとも言われたけど、研修前に既に行ってきたし、しかも自力で行ける場所にわざわざツアーで行きたいわけがない。

途中メトロの駅近くで降ろしてもらい、払い戻しにツアー会社へ。でも結局払い戻さず、火曜日のツアーに振り替えとなった。

ボディチェックを受ける

2000年、ロンドンのヒースロー空港[Heathrow]で乗り継ぎのときのこと。金属探知機のゲートをくぐると探知機が反応。 何が反応したんだろう?と首をかしげる間もなく、突然大柄な女性が目の前に仁王立ち。 厳しい口調で手を横に広げろと言われボディチェックが始まった。

こういうとき普通なら反応しそうなものを外して再度ゲートをくぐり、鳴らなくなるまで繰り返すんじゃなかったっけ!? (ちなみにこのときは2000年。イギリスのテロ騒ぎはおろか、アメリカの同時多発テロが起こる何年も前。)

検査官の手が私のコートのポケットで止まり、ものすごく恐い顔でポケットの物を出せと言う。 えっ!出せというなら出すけど、まさかこれが反応したんじゃないでしょ~ と思いながら、ポケットに入れていたものを出す。

機内で出された小さく平たい円筒形のプラスチック容器に入ったオレンジジュースで、蓋だけがアルミ素材(ヤクルトの蓋みたいなやつ)。 乗り物酔いを心配して機内では飲まず、後で飲もうとポケットに入れておいたものだった。

検査官に見せると、目を見開いて「オー!」と驚きの仕草とともに急ににこやかになり、もう行っていいと言われる。 えっ!もう1回探知機くぐらなくていいの?本当にこのアルミの蓋が反応したの!?

1回鳴っただけでいきなりボディチェックという一見厳戒態勢っぽい感じなのに、こんなんで終わり? これなら探知機が鳴らなくなるまで何度もゲートをくぐる方がよっぽど厳重な気がする。

本当にアルミの蓋が反応したのか・・・今考えると、ゲート通過時にわざと音を鳴らされた気さえする。 ジュースでポケットが膨らんでいた上、全身黒ずくめの格好だったからのような・・・

荷物が送れない~ライゼゲペック1~

スイスにはライゼゲペック[Reisegepäck]という電車による荷物配送サービスがあって、 駅の荷物カウンターで目的地までの切符を見せて10CHF(スイスフラン)払うと、荷物を目的地まで運んでおいてもらえる。

手ぶらで次の目的地まで行けるから個人旅行者にはうれしいサービス。 2001年当時、朝預ければ遅めの夕方には目的地に届くというものだった。
最新のサービス内容はこちらから→ ライゼゲペック(スイス政府観光局)

2001年、スイス、ジュネーブ[Genève]からツェルマット[Zermatt]へ向かうときのこと。 前日出迎えてくれた旅行会社の現地スタッフが言うには、ライゼゲペックの窓口は7時からとのことだった。 その日は日曜だったため、早く送っておいた方がいいだろうと思って、 朝7時、ツェルマットへ荷物を送るため朝食も食べずジュネーブ中央駅[Genève Cornavin]へ行った。

ところが、今日は日曜なので受付は8時からだと言われてしまう。 またホテルまで持ち帰るのも大変なのでロッカーに預けて再び8時過ぎに窓口へ行ってみると、 荷物到着は火曜日になると言われ利用を断念。到着が2日後って・・・

ちなみに、こんなひどい状態のライゼゲペックシステムは、2005年くらいからサービス内容が改善(?)された。

初ライゼゲペック~ライゼゲペック2~
荷物が届かない~ライゼゲペック3~
ライゼゲペック一新~ライゼゲペック4~

旅行会社のミスに振り回される

2001年、大手旅行会社J○○の「航空券とホテルの手配+初日と最終日の空港からホテル間の送迎」 というフリープランでスイスを旅行したときのこと。

旅行会社から渡されたホテル情報の紙には、創業年、部屋数、建築様式など旅行者にとってどうでもいい情報しか書かれていない。

出発前、それだけでは心配なので、ホテル周辺の地図や駅からの所要時間など予め自分で調べておいた。 こんなことなら自分でホテルを手配するのと変わりない気がする。

トラブルが発生したのは、電車でツェルマットに到着したときだった。 駅前はホテルの送迎用電気自動車でにぎわっていた。宿泊予定のホテルの送迎車を探し出し無事ホテルへ。

ホテルに着いたら渡すだけでよいと言われていた綴り状のクーポン券をフロントのお姉さんに渡す。すると・・・

フロントのお姉さん、「これうちのホテルじゃないわよ。」という。 「えっ??そんなはずないですよ、ほらこれ見てくださいよ。」 と、旅行会社からもらった行程表のしおりとホテル情報の紙をお姉さんに見せる。

「あら!ほんとうねぇ。うちのホテルだわ。」とお姉さん。そして今度は2人でクーポン券を見直してみる。 クーポン券に書かれた名前はAlbatros(アルバトロス)。 今居るこのホテルはAlbana Real(アルバナ・レアル)・・・

「Alba」しかあってないし。一体どっちの予約が取られているのだろう・・・って考えるまでもない。 日本語で書かれている行程表やホテル情報より、英語と業務用の記号がいっぱい書かれたクーポン券の方が正しいに決まってる。

お姉さんがアルバトロスに問い合わせると、やっぱり予約されているのはアルバトロスの方だと言う。 ひょぇ~。どうしよう~。

ところがフロントのお姉さん、何事もなかったようににこやかに予約されているホテルまで送らせるわと言う。 迷惑をかけてしまったにもかかわらず、アルバナ・レアルのお姉さん親切すぎる(T0T)

ホッとすると今度は怒りがわいてきた。ずさんすぎるJ○○。来年からは全部自分で手配しようと思う。

喧嘩を売られる

2001年、スイス、ツェルマットでのこと。夕食に一人で小さなレストランへ行くと、女性だけの日本人ツアー客がいた。

特に気にもせずゆっくり夕食を楽しんでいると、突然大きな声の日本語が耳に入ってきた。 「私は一人でレストランに入れないわぁ~」と。

「私ならどこかでちょっとしたパンとか買って、部屋で食べるわ~」と、大声のまま話は続く。

声の主を確かめると、日本人団体客の添乗員らしきおばさんだった。

すると更に、「だいたい女性一人で・・・変よねぇ、ねぇ。」と周りのツアー客に同意を求めていた。 明らかに私に向けて言っている。

売られた喧嘩は買わないと、と思ったけどお店の人に迷惑かけるし大人げないのでやめた。

ただのおばさんならともかく、それが仕事中の添乗員とは・・・ 同意を求められたツアー客の人たちはこちらを気にして返事に困って戸惑っている。 ツアー客も私も、楽しいはずの夕食が台無し。

せめて店の外で待ち伏せしてどこの旅行会社かつきとめようかとも思ったけど時間がもったいないのでそれもやめた。

乗り継ぎの飛行機に間に合わない

2002年夏、本当ならエールフランスで成田からパリへ行き、飛行機を乗り継いで同日ジュネーブに到着するはずだった。

ところが、パリ、シャルル・ド・ゴール空港[Charles de Gaulle]へ向けて着陸態勢に入ったのに再び上昇。 滑走路が混んでいるとかで、空港の上空を旋回し続け到着が遅れる。

その後、大混雑の入国審査を通り抜け、出発ゲートに向かって走りに走った。 出発予定時間18:30ジャストにゲート前到着!

でもその瞬間バーがガチャっと下ろされ、もう乗れませんと冷たくあしらわれる。 ただでさえ冷たく見えるフランス人が更に冷酷に見えた。

ぼう然としながらエールフランスのカウンターへ行くと、今日のジュネーブ行きはもうないから明日朝8:00の便に振り替えると言われる。 そして、空港近くのホテルを手配してくれた。

でも、じゃぁ今日泊る予定だったジュネーブのホテルは?その保障はしてくれないの? と食い下がったけど、それはノン。 代わりにテレフォンカードを渡され、これでホテルにキャンセルの電話を入れなさいと言う。

そんなぁ・・・旅行代理店ですすめられたこの航空券、乗り継ぎ時間50分なんて無理じゃん! 購入した自分が悪いとはいえそんなチケットを売らないでほしい。

なんだか納得できないままジュネーブのホテルへキャンセルの電話を入れた。 期待はしてなかったけど、やっぱり全額支払うことになった・・・

足取り重く、用意してもらったホテルへ向かう。 スーツケースは航空会社が預かったままで返してもらえない。手荷物には貴重品くらいしか入ってない。

着替えもメイク落としもない。 ホテルの部屋にはバスタオルと石鹸のみで、シャンプーすら置いてない。もう現実逃避して眠るしかない。

荷物が届かない~ライゼゲペック3~

2002年スイス。朝、ツェルマット[Zermatt]駅で、ライゼゲペック[Reisegepäck]を利用してグリュイエール[Gruyères]にスーツケース送ったときのこと。 窓口で18時から19時頃には届くと言われた。

自分がグリュイエール駅に到着したのは17:30。ちょっと早いけど荷物は届いてるかな?と駅の窓口へ。

あれっ?駅員が一人もいない。というか電気は消え、閉まっている!?張り紙を見ると、営業時間は17:20までと書かれている・・・

どうしよう。電話で問い合わせようと思っても、駅にも荷物の受取証にも問い合わせ先は書かれていない。

誰かに聞こうと思っても、駅にも駅前にも誰一人いない。 駅前のチーズ工場に行って尋ねたり、駅舎の上のマンションの住人をつかまえて聞いてみるけどどうにもならない。

途方に暮れて民家の方へ歩いていくと、自転車競技の恰好でマウンテンバイクにまたがって立ち話をしていた若者(?)2人を発見! ダメもとで聞いてみるとものすごく親切。

駅まで一緒に戻り、携帯でどこかに電話してスーツケースがビュールにあることをつきとめてくれた上、 その荷物を次の電車に乗せてこっちまで送ってくれるように手配までしてくれた。

その人の話によると、グリュイエール駅が営業時間を終えて無人になったので、荷物はビュール止まりになったらしい。

それにしても、去年も思ったけどライゼゲペックずさんすぎる。 グリュイエール駅の営業時間が17:20までなのに、18時から19時に届きますなんて約束しないでほしい。 (ちなみに、こんないい加減なライゼゲペックシステムは、数年後に一新されることとなった。)

彼らと別れ、しばらくホームで待っていると電車が来た!運転手はこちらを見ている。 私がスーツケースの受取人だと気づいてくれたのだと思ったけど何のアクションもない。あれ~?スーツケースを運んできたのはこの電車じゃないのかな?

すると運転手さん、私に乗らないのか?と聞いてきた。荷物を待っているんだと伝えると、あーそうだそうだ!って、もしかして忘れてたんじゃ・・・

無事スーツケースを受け取りホテルからの迎えを待っていると、さっきのお兄さんの一人が戻ってきた。 なんだろうと思ったら、無事荷物を受け取ったかどうか見に来たのだという。本当に何とお礼をいったらいいのやらm(ToT)m

荷物が送れない~ライゼゲペック1~
初ライゼゲペック~ライゼゲペック2~
ライゼゲペック一新~ライゼゲペック4~

帰国日に大寝坊!

2002年、スイス、ジュネーブ[Genève]からパリで飛行機を乗り継いで成田に帰る日の話。

[1] 空港へ急ぐ

大変なことになった。7:00に起きる予定が、目が覚めると9:20( ̄▽ ̄;)飛行機の出発時間は11:00。 しかも荷物は全部出しっぱなしのまま。えぇ~(>_<)

先に弁明しておくと、普段の生活で寝坊することはまずない。ましてや翌日の支度もせず寝てしまうことなどありえない。

にもかかわらず、よっぽど疲れていたのか、昨晩お風呂から出た後ベッドに倒れこむように寝てしまい今に至る。 とにかくスーツケースに荷物を押し込みフロントへ。

タクシーに飛び乗り空港へ向かう。お盆休み終わりの帰国ラッシュでどの飛行機も満席のはず。 もし飛行機に乗り遅れたら、月曜からの出勤に間に合わない可能性が高い。それだけは避けたい・・・

空港到着。タクシーのおじさんに「おつりは要りません」(←こんなこと言ったの初めて(笑))と告げ、タクシーを飛び出す。 もう覚えていないけど自分としては結構な額だった気がする。スイスはチップ不要の国。 おじさんも戸惑っていたけど、おつりを受け取っている時間なんてない。


[2] AFのチェックインカウンターが見つからない(>_<)

エールフランス(AF)のチェックインカウンターを探す。端から端まで何往復もしたけど全然見つからない。 ジュネーブから帰国するのは初めて。良く調べておけばよかった。(>。<)

近くの人に聞くけどわからない。AFのサービスカウンターを見つけて尋ねると「Départ France(フランスへの出発)」と書いてあるところへ行けという。

はっ?大きな文字でDépart Franceと書かれた場所があることには初めから気づいていたけど、どう見てもチェックインカウンターには見えない。

そこは入出国審査のような感じになっていて、一度通ったら間違えましたと言ってもその場所からは出してもらえなそうに見える。

恐る恐るDépart Franceの所へ行くと、やっぱり入国審査のようなチェックを受けて通された。 先へ進んでいくと、なんとそこにはAFのチェックインカウンターが!!!なんでフランス行きだけ特別なわけ?

っていうかそんなこと考えている暇はない。チェックインカウンターは大混雑。間に合わないよ~(><)

するとカウンターのお姉さんが「Onze heures!(11時!)」と叫び、11時発の人を優先してくれている。 はい、は~い!と人をかき分けチェックイン完了。ふぅぅう。


[3] ASEって何?

ホッとしたのもつかの間。乗継便のパリ発成田行きのボーディングパスの座席名がASEとなっている。なんじゃこりゃ?

説明を聞くけど、語学力の問題で理解できない。ここでは座席が決められないとか、ビジネスクラスがどうとか聞こえる。 もしかしてギリギリだったからオーバーブッキングの対象になってるとか!?乗れなかったらどうしよう。

機内でCAさんにも聞いてみるけどやっぱりわからない。でも、席がないのか?と聞くとそうではないというので大丈夫かな・・・

パリ到着。乗継便の搭乗ゲートに行くと、ASEと書かれた搭乗券を座席番号が書かれたチケットに交換してくれた。 良かったぁ。これで無事月曜から出勤できる。でも、ASEって何だったんだろう。

怖いホテル
パリのホテル

2003年、パリでは日本のガイドブックに載っていた小さな2つ星のホテルに泊まった。(右の写真:ホテルの入口)

2つ星ということでちょっと不安に思いながらも、ガイドブックに載っているホテルということで信用はしていた。

案の定、部屋は狭いけどこれは仕方ない。

部屋でくつろいでいると部屋の電話が鳴った。昨日フロント係(非番のはず!?)をしていた男からだった。

何事かと思ったら、元気?とか今日はどこにいってきたの?とか。そして、夕食を一緒にどうかと言う。 もう食べたと答えると、じゃ、お茶でもと、とにかくしつこい。

やっと断って電話を切ったものの、最後は向こうも逆切れ気味。何か怖いし、大体あり得ない。

更に断った仕返しなのか、頼んでおいたモーニングコールもない・・・

この事実をホテルの支配人に訴えたかったけど、取り次いでもらう従業員はフロント係しかいない。 逆切れされて後で仕返しされても怖いので何事もなかったようにチェックアウトした。

あの男一人だけの話かもしれないけど、このホテル最悪。このホテルを紹介していたガイドブックにも失望した。

税関で荷物を開けられる

さっきテレビで空港の税関Gメン的な番組を見ていてふとこのエピソードを書き忘れていることに気が付いた。だいぶ前のことだけど・・・

2003年夏、スイスバーゼルからパリで飛行機を乗り継ぎ帰国した時のこと。 成田空港到着後、税関でパスポートと入国の黄色い紙を税関職員に渡すと、スーツケースを開けるように言われる。ええっ!

税関は少し混み気味で後ろに2,3人並んでいた。その人たちには見られないようについたてが置かれる。 開けろと言うなら開けるけど、人から頼まれた荷物もなければ、偽物品も申告が必要なものも何も持っていないんだけど・・・

開けようとすると、スーツケースに鍵がかかっていなかった。あれっ?鍵は3桁の数字のダイヤル式のもの。開錠の番号のままになっていた。 ホテルを出るときかけなかったっけ?と不思議に思いながら開ける。

帰宅後すぐ洗濯機に放り込むつもりでいる服やら下着やらが袋に入っているとはいえ雑に詰め込まれている。まさか個々の袋の中まで見るのだろうか? スーツケースの中なんて人に見られるとは思っていない上、職員は男性。せめて女性職員に変更してもらいたい。

職員は荷物を多少寄せたりして下に何かないか確認する程度で取り出してみたりはせず、簡単にチェック終了。ふぅ。

一体なぜ私がターゲットになったのか。持ち込めないものも申告が必要なものも何も持っていない。 以前ヒースロー空港でのこと(ボディチェックを受ける)もあり、怪しそうな黒ずくめの格好はしていない。 だからといって派手ではないし、逆にみすぼらしい恰好でもない。

持ち物はスーツケース1個と手荷物のトートバッグ1個に加えて透明袋に入ったカバのぬいぐるみ一つ (←妹へのお土産を買い忘れていることに気づき、急遽空港で買ったもの)。決して多くはない荷物。

それか挙動不審に見えたのだろうか・・・確かにいくつかある税関カウンターの中で一番空いてそうな所に並ぼうと、税関前で少し右に左にうろついた。 それが怪しく見えたのだろうか。

それとも、なぜかスーツケースに鍵がかかっていなかったことが怪しまれたのだろうか。というか、自分がかけ忘れたとも思っていないんだけど。 もしくはネット情報によると一人旅の人はターゲットになりやすいようなことが書かれていた。それなのかな?

液体物!?没収

2012年、チューリヒ空港から帰国する際のこと。

時間があったのでお店をふらふらし、お土産になりそうな物をいくつか購入し手荷物に入れた。

その後、手荷物検査を通過すると何かがひっかかった。 荷物を開けるように言われ、さっき買ったばかりのチューブに入ったペースト状(練り状)のものを取り上げられた。

それ液体じゃないし!と言い張ってみたが、ごちゃごちゃっと何か言われごみ箱に投げ捨てられてしまった(>_<) ペースト状のものも液体物だったのか・・・

飛行機欠航

[1]トラブル発生

2018年8月、スイス旅行へ出発という日に台風がやってきた。

出発日の前日、搭乗予定の飛行機スイスインターナショナルエアラインズ(以下SWISS)のWebチェックインは何事もなく完了。 台風が来るとはいえ、これなら遅延するかもしれないけど当然飛ぶと思っていた。

というのもネット上で調べた情報によると、一般的に台風が来た場合、国際線は代替がきかないので欠航になることはほとんどなく、 台風が過ぎ去るのを待って数時間の遅延対応になる場合が多いとあったからだ。

ところがその日(出発日前日)の18時半頃、SWISSから「あなたのフライトはキャンセルされました」 的なことが書かれている英語のメールが届いた。ええっ!まさか!?

調べてみるとスイスから日本にやってくる便が既に欠航になっていることが判明。 その飛行機が来ないということは自分の乗る飛行機は存在しないことになる・・・

メールにはどうなるともどうしろとも書かれていない。航空券は航空会社のサイトから直接購入したものなので、 とりあえず航空会社に電話してみるが既に営業時間外でつながらない。成田空港に聞いてもわかるはずもなく途方に暮れていると、 22時頃再び航空会社から英語のメールが来た。別のフライトスケジュールが書かれていて、どうやらこれが代替便のスケジュールらしい。

本来予定していた便は10:10に成田空港を出発し15:35にチューリヒ着という直行便。 その後電車で2時間程のスイス中央部シュピーツ[Spiez]のホテル泊という計画。

それに対して、メールで送られてきた代替便のスケジュールは成田発10:15、ワルシャワ着14:25のポーランド航空の便で、 そこで5時間半弱の待ち時間後、SWISSの19:50発の便でチューリヒ着21:50というものだった。

その時刻でチューリヒからの電車を検索すると終電になる可能性が高い。しかもホテル到着は夜中の1時頃になる模様。 もしくは、乗り継ぎの飛行機が遅延したり預けたスーツケースがなかなか出てこなかったりしたら終電すら逃す可能性もある。

代替便が決まってほっとした半面、ちゃんとホテルまで行きつけるのかどうか不安は募る。

[2]出発日前日

代替便が見つかったとはいえ台風が近づいていることに変わりはなく、その飛行機だって飛ぶかどうかわからない。 成田空港のホームページで代替便のポーランド航空ワルシャワ行きの飛行機を検索すると、10:15発の予定が14:15発に変更になっていた。 4時間遅れの出発だ。もともとワルシャワで乗り継ぎ時間5時間半の予定だったから、それが1時間半になったのでちょうどいいかも。

念のためポーランド航空のホームページもチェック。でも、こちらは出発時刻が変更になったとは発表されていない。 でもきっと「時刻変更14:15」というのが最新情報ということなのだろう。 いずれにしても明日自宅から成田まで(2時間半弱)の電車も心配なので、念のため始発で成田に向かうことにした。

次にやるべきことは、宿泊予定のシュピーツ[Spiez]のホテルに連絡をすること。 終電で着いても、ホテルに入れてもらえなければおそらく野宿・・・それだけは避けたい。 順調にいったとしてもホテル着は真夜中か、もしくは翌日着になる可能性もあるとホテルにメールをする。

続いて念のためチューリヒ[Zürich]のホテルを検索。 というのもチューリヒ着の飛行機が遅れて終電に乗り損ねる可能性や、もしくはシュピーツのホテルが真夜中着NGの可能性もあるからだ。

でも空きがあったとしても夜中に押しかけて泊めてもらえるのだろうか。というかホテルの入口は開いていないんじゃ・・・ それなら電話か。でも誰も出なかったりして・・・だったら1泊分を無駄にすること覚悟で予約を入れておいた方がいいのかな・・・ などなどあれこれ心配した挙句、結局幾つかのホテルの住所と電話番号をメモするだけにとどめた。

そんなこんなで調べものをしていたら朝の4時過ぎになってしまった。するとシュピーツのホテルから返信が来た。 真夜中到着でもうまく対応してくれるとのことで、写真付きでわかりやすい説明が添えられていた。ありがたい(T0T)

[3]成田空港へ

結局眠ったのは1時間弱。始発で成田空港へ向かう。電車は台風に負けず通常運行していて予定通り成田空港に到着した。日本の電車はやっぱりすばらしい。

ポーランド航空のチェックインカウンターを探すが見つからない。 時刻は8時前。出発が14:15に変更になったので、まだ早すぎてカウンターが開いていないのかもしれない。

というか、乗る飛行機がポーランド航空に変更になったとはいえ、元々の予約はSWISSなのでそっちのカウンターに行くべきなのだろうか。 いずれにしても、することもないしわからないことだらけなのでとりあえずSWISSのカウンターへ。

既に10組くらいの人が並んでいた。皆キャンセルや振替便の手続きなのだろう。列は全く進まない。 あまりにも行列が進まないので、時々連れを残して列から離れる人がいる。そして戻ってきた人はみな同じようなことを連れに話している声が聞こえてくる。 「台風で欠航になってるのってSWISSと何とかっていう航空会社の2便だけだよ!」と。やっぱりそうか・・・他の航空会社の国際線は欠航せず遅延対応らしい。

相変わらず自分の行列は全くと言っていいほど進まない。並んでいる人たち同士互いの状況が気になり、あちらこちらで会話が始まっていた。 私はてっきり他の人も代替便を用意してもらえているのかと思っていたが、皆何も決まってないとのことだった。

自分だけ早々代替便が決まったのはおそらく一人だからというのが最大の理由だと思う。 たまたま空いていたかキャンセルが出た1席に滑り込めたのかもしれない。 それと、航空会社のサイトから直接購入した航空券だったということも大きいと思う。 それからもしかしたら、早々チェックインしたのも良かったのかもしれない。 SWISSではWebチェックインが出発の20時間前から可能となっている。 たしか自分がチェックインしたのは出発の19時間程前。早い段階で乗る意思を示したのも関係があるのかもしれない。

やっと自分の1つ前に並んでいた人の順番が来た。どうやら翌日のウィーン経由を提案されている模様・・・ そして、2時間近く並んでようやく自分の番が来た。私の予約がポーランド航空に振り替えられていることを確認したカウンターのお姉さんは、 他の便にしてほしいということで並んでいたのかと聞いてきた。 ポーランド航空のカウンターが見つからなかったからこっちに並んでみたと伝えると、ポーランド航空のカウンターは隣だと教えてくれた。

が、それと同時にお姉さんは、既にほにゃらら時間を過ぎてしまっているのでほにゃららへご案内します!と慌て出した。 お姉さんのコンピュータ上では出発時刻変更が反映されていないらしい。 成田空港のHPでは出発が14:15に変更になっていたと伝えると、どこかに電話して確認してくれた。やはり出発時刻は14:15で合っていた。

そんなやり取りをしている間に隣のポーランド航空のカウンターがオープンしたのでそちらでチェックインを済ませる。 台風のせいとはいえ4時間の遅延のお詫びにミールクーポンをもらった。ラッキー!

ふと、さっき一緒に行列に並んでいた4人家族を見つけたので声をかけると、驚くことに出発は翌々日のウィーン経由になったらしい。 お盆時期に急遽4席とはいえ翌々日とはひどすぎる。個人旅行でもこんな状態なのに、ツアーの人たちはどうなっているのだろう。気になる。

それにしても、空港は出発できない飛行機待ちの人がどんどん増えていて大混雑。まだお昼でもないのにレストランはどこも行列。きっと皆ミールクーポンもらったのかな。

[4]いよいよ出国

食事を済ませ数時間の待ちぼうけのあと、ようやく出発時刻となった。 が、台風で出発できなかった飛行機が一斉に飛び立ち始めるので、離陸待ちの飛行機で滑走路は大混雑。結局、滑走路に出てから1時間後ようやく離陸。

出発時刻変更で4時間遅れ、搭乗してから更に1時間遅れているので計5時間の遅延。 これにより、長いと思っていたワルシャワでの乗り継ぎ時間5時間半は、今やたった30分!? 自分は走ればなんとかなるかもしれないけど、スーツケースは間に合わないような気が・・・

ワルシャワ・ショパン空港に到着すると、やはり乗り継ぎ時間は30分程しかない。人目も気にせずとにかく走る。 頑張って走ったのに入国審査は行列。やっと切り抜けてまた走りに走って搭乗開始時刻が数分過ぎた頃出発ゲート到着!息が切れる。

まだ搭乗は始まっていなかった。その後20分程遅れて搭乗開始。これなら荷物も積んでもらえただろうか。 まあ乗り継げただけでもありがたい。

ところで、SWISSの欠航により自分と同じくワルシャワ経由に振り替えられた人が他にもいるかと思ったが、 ワルシャワ空港で急いでいる人もいなかったし、どうやら自分だけらしい。ということは、1席に滑り込めた自分は本当にラッキーだ。

結構出発が遅れたにもかかわらず、チューリヒ[Zürich]には定刻に到着し、心配していたスーツケースも乗り継げていた! そして、時刻通りやってきた22:46発のベルン[Bern]行き最終電車に無事乗車。

ベルンで乗り換え、真夜中0:38、ついにシュピーツ[Spiez]駅到着!予想はしていたけど駅前は真っ暗。ホテルが駅前で良かった。

さていよいよ最終関門。ホテルは真っ暗で鍵がかかっている。もし入れなければ野宿・・・ メールで指示された通りにやってみて無事部屋にたどり着け、ミッションクリア!!!

国際線欠航という災難に見舞われながらも、結果オーライ!貴重な体験となった。

また保安検査に引っかかる

2023年夏、チューリヒ空港から成田に帰る際、保安検査(くぐるやつ)でまた引っかかった。 数えたことはないが結構よく引っかかる気がするのでいつもドキドキだ。

以前は原因となるものを外してまたくぐったりしていたが、 今回は時計のあたり、手のひら、手の甲、ベルトのバックルのあたり(←ベルトしてないけど)を刷毛のようなものでシャカシャカして何かを採取。 それを機械に入れて少しするとOKと言われ検査終了。

あれは一体なんなのか。聞いたとしてもきっと教えてくれないだろうし、そもそも聞き取れる語学力もない。

あとで調べてみると、というか検索する用語に苦戦してあまり情報が得られなかったが、爆発物の検査らしい。

そして、特にセキュリティが強化された空港などでランダムに行う珍しい検査というような情報もあり、 自分のように一度「くぐるやつ」で引っかかた後すぐ行われているような事例は見当たらなかった。 しかもどれもみんなアメリカの空港での話のようだった。

実はこの検査を受けるのは初めてではなくたしか2度目(記憶が怪しいが3度目ではないはず)。 手荷物検査で電子書籍端末が引っかかった。PCやタブレット、スマホじゃないから出さなくていいやと思っていたがNG。 そして、そのときも同じ検査を受けた。

調べてみて心配になった。珍しい検査を2度も受けているとは・・・ 他にボディチェックも受けたことがあるし、スーツケースを開けさせられたこともある。 実はブラックリストに入ってたりしないよね・・・

その他 編

モナリザ探し

1997年、パリ、ルーブル美術館に行ったときのこと。 とりあえずモナリザ[La Joconde]を探してみることにする。有名な絵だけあって至る所に矢印で案内が出ていた。

その矢印に従って館内を進む。 一応その経路にある絵は見ているつもりだったけど、突然案内板の矢印の向きが逆に。あれっ?通り越した?

前の部屋に戻るけどモナリザらしきものは見つからない。 数分うろうろした後、部屋の中でなぜかとりわけ人が多いところを覗き込んでみた。

あっ!モナリザだ・・・厳重にガラス張りされた上、近寄れないようにロープが張ってある。 そのうえ、絵自体がものすごく小さい。え~、モナリザってこんなのなんだ・・・

フランス人は傘をささない

フランスに滞在していてふと思った。フランス人は雨が降ってきても走らないし、かといって傘をさすわけでもない。 雨を気にする様子がまったくなく普通に歩いている。

なんでだろうと思って滞在先のマダムに聞いてみると、「私は傘が好きじゃないから濡れていくのよ。」と言っていた。 あくまで「自分の場合は」と強調していたけど・・・

地元観光バスツアー

1998年、語学研修としてフランス東部の町アヌシー[Annecy]に滞在したときのとこ。 そもそも、研修地としてアヌシーを選んだのはスイスが近いから。

何かスイスへ行く良い方法はないかと考えていると、観光案内所で、地元の観光バスツアーがあることを知る。 下の2つがそのバスツアー会社。アヌシーだけでなく、ローヌアルプ地方の各地で人を拾って目的地に向かう。
FRANCONY(仏語)
CROLARD(英語・仏語)

どのコースも半日や一日(日帰り)で、地元のローヌアルプ地方だけでなく、すぐ隣のスイスやイタリアにも行ける。 あまりにも便利なので、アヌシー滞在1ヶ月の間に3回も利用してしまった。

氷河特急グラス
氷河特急グラス

2000年、スイスでクール[Chur]から、アンデルマット[Andermatt]まで氷河特急に乗ったときのこと。

コーヒーを買ったとき、車内販売のおじさんが、自慢げに氷河特急名物の傾いたワイングラスをテーブルに乗せて見せてくれた。

見ていると欲しくなってきて、誘惑に負けて購入。壊さずに日本まで持ち帰れるかちょっと心配。

スイス好きの原点
ジグソーパズル

2001年、はじめてスイスのラウターブルンネンを訪れた。ここはちょっとしたあこがれの地。

右の写真は、小さい頃に作ったラウターブルンネン[Lauterbrunnen]のジグソーパズル。

スイスの場所すら知らなかった当時、いつかこの場所に行ってみたいと、 「スイスのラウターブルンネン、スイスのラウターブルンネン、スイスの・・・」と地名を頭に叩き込んでいた。

ルツェルンの発音

2001年、スイスのルツェルン[Luzern]で名物料理を尋ね歩いているとき、尋ねた人に指摘された。 「ルッツェルンじゃなくてルツェールンよ」と。

えっ!ずっとルッツェルンだと思い込んでいたけど、確かにガイドブックには小さい「ッ」が入っていない。 ずっと間違えていた・・・

そこで、ルツェルンと言い直してみたけど、これまた違うと言われる。 実際はルツェールンと「ツェ」にアクセントを置いてちょっと伸ばし気味に言うらしい。 そうじゃないと通じないと言われた。

4か国語表示
4か国語表示

スイスの観光地では、色々なものが4か国語で書かれていることが多く、見比べてみると楽しい。

右の写真は上からドイツ語、英語、フランス語、イタリア語。

GruyèreとGruyères

スイスのグリュイエール地方を訪れ、ふと気になった。 「グリュイエール」の綴りには語末に「s」が付くものと付かないものがある。ちなみに発音はどちらも同じ。

「s」が付くもの・・・グリュイエール城 [château de Gruyères]、 グリュイエール村 [Gruyères]

「s」が付かないもの・・・グリュイエールチーズ [fromage Gruyère]、 グリュイエール湖 [lac de la Gruyère]、 グリュイエール地区 [district de la Gruyère]

考察の結果、フリブール州の中にGruyère地区があってその中にGruyères村がある。 だからグリュイエール村とその村内にあるものだけ「s」が付くと思われる。

自宅プールがいっぱい!?

2002年、パリからスイスのバーゼルに飛行機で向かったときのこと。 バーゼルの空港に到着するちょっと前、飛行機の窓から地上を見下ろしてみた。

すると2軒に1軒?くらいの割合で、各家の敷地内に水色のものが見える。なんだろう?

もしかしてプール!?自宅にプールがある家がこんなにあるのだろうか。

天気予報のマーク
天気マーク

スイス滞在中、テレビで天気予報を見るたびいつも思う。

右の絵のような晴れと曇りと雨、更に雷まで混ざったマークばかりで、一体どんな天気なのかわからない。

右に行くほど天気が悪いマークというのはわかるけど、完全な単体のマークを見たことがないような。 降水確率も出ないのでイマイチはっきりしない。スイスは山が多いし天気が変わりやすいからかな?

ホテルのフロントのキーラック

スイスで泊まったホテルの中には、部屋の鍵がセルフサービスになっているホテルがある。

フロントにあるキーラックは宿泊者の手の届くところに置かれていて、外出するときはその棚の自分の部屋番号のところに鍵を置いて出かける。 帰ってきたときは、その棚から自分の鍵を勝手に取っていく。 他人の部屋の鍵だって取る気になれば取れてしまってちょっと怖い・・・

地名「ビール/ビエンヌ」

スイス西部のビール/ビエンヌという地名のスラッシュは一体なんなのか調べてみた。

ビール/ビエンヌはフランス語圏とドイツ語圏の境目。「ビール」は独語、「ビエンヌ」は仏語。 表記は2ヶ国語でも、車内アナウンスは、独語のときはビール、仏語のときはビエンヌだけ言っていた。

夏でも寒い

2006年8月、スイスを訪れたときのこと。 それまで4回夏(8月)のスイスを訪れて、山の上は別としても半袖シャツ1枚で寒いと思ったことはなかった。

しかも、2003年は欧州では猛暑で、スイスでもものすごく暑かった。涼しそうなスイスでも夏は暑いというイメージが定着しつつあった。

ところが2006年は、これまでの旅行で経験したことのない天気の悪さ。そして夏とは思えない寒さ。 山の上で着るために持ってきた上着では寒すぎて、その上に着るウインドブレーカーを購入。

今までが天候に恵まれすぎたのかもしれない。毛のついたあたたかい上着は必ず持っていくべきだと思った。

自己責任ということか

2006年、フランス、シャモニー[Chamonix]のプラン・プラ[Plan Praz]からラ・フレジェール[La Flégère]までトレッキングに出かけたときのこと。

途中、落石注意の標識と共に「Passage Interdit(通行禁止)」と書かれたテープの帯が張られているところに出くわした。

禁止区間はほんのちょっとの距離で、大丈夫そうだけど念のため迂回した。 ところが、後ろから来る人達(外国人)はそのテープをまたいで(くぐって)平気で通って行く。

しばらく歩くと、また「通行禁止」に出会う。今度は迂回路はなくそこを通らなければラ・フレジェールには行けない。

一体なんなんだこれは!通行止めで行き止まりなら、プラン・プラでゴンドラを降りた時点で、もしくはシャモニーのプラン・プラ行きゴンドラ乗り場で、 「プラン・プラ、ラ・フレジェール間、通行止め区間あり」とか張り紙をしておくべきだと一旦は思った。

でも、冷静になってみるとここは日本ではない。 初めてヨーロッパを訪れた(ちなみにパリ)とき驚いたのは、赤信号でも車が来ていなければ人々は横断歩道を渡っていくことだった。 赤信号でも車が来ていなければ自己責任で通ってもよいという考え方らしい。

そうなると、この通行禁止の道は自己責任で通ってもよいということになのだろうか。

散々悩んだ挙句、他の人にならってかなりドキドキしながら帯をくぐった。 頭上に注意しながら進むが特に何事もなく通過し、ラ・フレジェールに到着。

今回はみんなが通っていくので自分も通ってみたけど、誰も人がいなかったら間違いなくプラン・プラに戻っていたな・・・

便利なお店COOP

スイスではどの駅前にもたいていCOOPがある。水や食べ物、日用品の調達に重宝している。

水は冷たいエビアン500mlが0.80CHF(約80円)で買える。駅のキオスクなどでは750mlくらいのエビアンが3.90CHF(約390円)だから本当にCOOPはありがたい。

MIGROもCOOPと似ていて、あちこちにあって安くてありがたい。ただCOOPの方が駅に近いような気がする。

トラベラーズチェック

2011年8月、日本では対ドルでも対ユーロでも円高が進み輸出業大打撃というこの時期に、対スイスフランだけは円安が進み、 旅行出発日には一時1CHF108円まで上昇。一年前は83円だったのに!

これまでスイスフランが安くなるたびに、スイスフランとスイスフラン建てのT/C(トラベラーズチェック)をちょこちょこ買いためてきたけど、 安いときにもっと買っておけば良かった。

その上、現在ではスイスフラン建てのT/Cは2008年で販売終了し買えなくなってしまった。便利だったのに残念。

エンガディン地方

2012年、初めてエンガディン[Engadin]地方を旅行したときのこと。 正直なところ、ここはスイスの一地方でありながらスイスではないという印象を受けた。

というのも、スイスの他の地方と違って電車もバスも時刻表通り運行されておらず、 どこかののんびりした国と同様、数分遅れているのは当たり前という感じ。

自分の知っているスイスとは違う国にいる印象で、個人的には1回くればもういいかなと思った。

シェーンブルン宮殿コンサート

2015年夏、オーストリアを旅行したときのこと。 日本を出発しウィーンに到着したその日にシェーンブルン宮殿[Schloß Schönbrunn]コンサートへ。

ウィーン西駅[Wien Westbahenhof]から58番トラムでシェーンブルン宮殿停留所で下車。 予想はしていたが時差ボケと酔い止め薬の影響でものすごく眠い。

早く着いたので出入り自由の宮殿敷地内を散策し始めたが、コンサートのために履き替えた靴が痛くて歩くのをやめベンチ休憩。

開演は20:30で会場は宮殿左のオランジュリーという建物。宮殿の敷地内からはアクセスできず、いったん宮殿の敷地を出て外まで回り込む。 帰り際に知ったのだが、Uバーン(4番)のシェーンブルン駅[Schönbrunn]からなら、宮殿方面に向かって歩くと目の前がオランジュリーの入り口だった。

ホールはかなり縦長で、椅子が隙間なく並べられていた。 開演前20分程前に着席。一番安い席なのでかなり後ろの方で、見えるのは背の高い外国人の頭ばかり。開演を待つ間に眠くなってきてしっかり居眠り。

開演しても、時差ボケと酔い止め薬と疲れには逆らえず強烈に眠い。かなりうとうとしながら45分が経過。 大きな拍手の後、お客さんたちも席を立つ。あれっ終わり!?まだ45分だけど・・・ 寝ぼけならがしばらく周りの人の様子を見ていたが、やっぱり終わりっぽいな、と自分たちも席を立つ。

トイレに寄って眠気を覚まし冷静に考えてみた。いくら観光客向けとはいえ45分だけのはずがない。もしかして休憩タイムなんじゃ・・・ 実はパンフはおろか、演目が書かれた紙すら持っていない(存在しない!?)ので、スケジュールもよくわかっていない。

会場に戻ってみると、椅子に座ったままの人がまだ結構いる。 そのほか、会場後ろのバーカウンターでお酒を飲んでいる人、お土産を物色している人などなど結構人が残っていた。 やっぱり休憩なんだろうか。会場後ろに置かれていた演目表を見てみたがよくわからない。

すると、だんだん人が席に戻っていくので、それにならって席に戻ってみると、しばらくして後半が開始された。 やはり眠くてかなりうとうとしながらも40分程で終了。寝ぼけながらホテルに帰る。

8月のスイス旅行どうしよう・・・

[1]コロナへの不安

2020年1月初旬、今年は例年よりかなり早く8月のスイス旅行の航空券を予約した。

というのも、今年は貯まったマイレージを使いたかったため。 マイレージ利用の席は少なそうなので、しかもお盆中となると更に競争率が高そうなので、かなり早めに予約しておいた。

日程が決まったからには、ホテルも予約しちゃおう!と、ホテルの予約も済ませてしまっていた。

が・・・2月、3月とコロナが広まり出し・・・行けなそうな雰囲気(T_T)

行けたとしても向こうで隔離されそう。 それになんとか無事帰国したとしても、今度は日本で隔離されたら仕事に行けないし、仕事に行けたとしても海外帰りだと嫌がられそう。

というか、自分が感染しない保証はないし、感染に気付かず他人にうつすなんてことになったら最悪。

どう考えてもキャンセルする以外の選択肢はなさそう・・・

[2]ホテルのキャンセル

6月に入ってもこの様子なので、いよいよキャンセルを考えないとと思い、目を背けていたキャンセル条件を調べてみた。

そもそも旅行を計画する際、キャンセルなんてするつもりがないので、キャンセル条件なんてチェックしたこともなかった。

でも実は嫌な予感がしていた。というのも、今回予約した2軒のホテルのうち1軒は、予約成立と同時にホテル代金3泊分全額がクレジット決済されていた。 つまりキャンセル不可なのでは・・・

確認してみると予感的中。上記のホテルはキャンセル不可だった・・・ もう一つのホテルは、キャンセルできそうで、キャンセル料は宿泊料金の10%とのことだった。

どちらのホテルもbooking.comで予約したホテル。予約確認メールの「予約内容を変更」というボタンからbooking.comのページへ行ってみると、 コロナの影響による予約のキャンセルの場合、キャンセル料の減免をしてもらえるかもしれないとのこと。

メッセージ欄にホテルへのキャンセル理由を記入し、減免を依頼する的なボタンを押す(←1週間程前のことなのでうろ覚え)と、 ホテルが交渉に応じてくれる可能性があるらしい。

言語の指定がなかったので、最初日本語でキャンセル理由を書いた。 減免してもらえるよう、かなり丁寧なものを書いたが、うまく翻訳してもらえるのか心配になってきた。

やっぱり英語で書こうかな・・・とはいえホテル側も英語が母国語ではないので、各種ウェブ翻訳を色々試しながら、 シンプルで別の意味にとられることもなく、かつ丁寧そうな言葉を選んでやっとキャンセル理由を書き上げ送信。

すると、すぐにbooking.comから連絡が来た。 キャンセル料10%の方のホテルが、キャンセル料0円でキャンセルに応じてくれるという話で、即キャンセル成立となった。

このホテルは一昨年7泊滞在したシュピーツ(Spiez)のとても親切なホテル。 あのときも、台風で飛行機が欠航したせいでホテルにも迷惑をかけることになった (→飛行機欠航)のに、とても柔軟に対応してくれたホテル。

あのときも、booking.comを通じて送ったメッセージに対して、返信が早くてとても助かった。

駅前で便利だし、常宿にしようと思って今年も予約したホテルだった。コロナのせいとはいえ度々の迷惑をかけることとなり本当に心苦しい。

もう一つのホテルは2日後連絡が来て、やはり例外を設けることはできず全額請求とのことだった(T_T) どうせ戻ってこないならキャンセルせずに放置しようと思った。

コロナが落ち着いたら来年は絶対泊まりに行きますと書いたが、もうこのホテルは選ばない。来年だって正直何が起こるかわからない。

自分はキャンセルするつもりなんて更々なかったので、キャンセル条件なんてチェックしたことがなかったけど、 これからはキャンセル不可ものは選ばないようにしようと思った。しかもキャンセル不可だから安かったってわけじゃないし・・・

というかそういうホテルって・・・資金繰りが危ないとかあるのかな。宿に行ったら潰れてたとか。 今回はいい勉強になったということにして、3万円はあきらめることにしよう。

[3]航空券のキャンセル

続いて航空券のキャンセル。本当はこちらを先にキャンセル手続きすべきなのだろうけど、これは厄介そうだったのでホテルの方を先に片付けた。

というのは、マイレージ利用の航空券だったから。

貯めているマイレージはルフトハンザ航空のマイルズアンドモア。 キャンセル条件がどこに書いてあるのか見つけられず、サービスデスクに電話してみることにした。

すると、今はまだ予約した便が運行されるかどうかが未定らしく、便が運航される場合、キャンセルすると50ユーロのキャンセル料。 運行されない場合は、無料で払い戻しのとことだった。

ただ、コロナに関わる救済措置として、既に予約済みの航空券は、2021年1月31日(←多分)までに申し出れば変更することができるらしい!たしか無料で。

でもまさか来年の8月に変更したいっていうのはさすがに無理ですよね?と聞いてみたら、それも可能とのことだった。

コツコツ貯めた8万マイルを全て無駄にする覚悟をしていたので、なんともありがたい話だった(涙)

サービスデスクのお姉さん?が言うには、キャンセルするにしても予約変更するにしても、今手続きするより、 出発の数日前くらいに決めるのでいいと思いますよとのことだった。

うんうん、たしかに。

ということで、航空券については8月になったら、来年8月に変更してもらうことにしようと思う。

キャンセルしたスイス旅行のその後

コロナ感染拡大によりキャンセルすることになった2020年のお盆休みのスイス旅行↓

8月のスイス旅行どうしよう・・・

の話の続き。

[1]航空券

その後航空券はどうなったかというと、6月にコールセンターに確認したときの話では、コロナ救済措置として

 ・予約済みの航空券は手数料無料で別の日(来年でもOK)に振り替えられる

 または、

 ・キャンセルするなら、便が運航される場合は50ユーロのキャンセル手数料がかかり、運行されない場合は無料で払い戻し

とのことだった。

なので来年夏に振り替えるつもりでいたが、7月上旬フライトスケジュールが変更になったとのメールが来た。

このスケジュールでOKの場合は「同意する」ボタンを、そうでなくてほにゃらら(←長い文章なので略)の場合には「航空券は後で使用する」ボタンを押すようにと書かれていた。

どちらも該当しないというか、この前聞いた話と違うというか、よくわからないので再びコールセンターに電話してみた。

すると、手数料無料で来年に振り替えられるという話は同じだったが、キャンセルの場合については前回聞いた話とは少し変わっていて、予約した便が運行するしないに関わらず無料でキャンセルできるとのことだった。

それなら振り替えでなくてキャンセルにしようと思い、その場でキャンセル依頼した。

後日、航空券購入に使用したマイレージは返却され、既に支払い済みだったサーチャージ分も戻ってきた。

無料ですべて戻ってきてありがたいというか、なんだか航空会社に申し訳ない。

[2]ホテル

予約済みだったホテルは、その後どうなったかというと、

1軒はコロナ救済措置として、既に手数料無料でキャンセルできて解決済み。

もう1軒の、キャンセル不可で1月に全額支払い済みだった宿は、実はホテルからのメッセージを読み落としていたことがわかり残念な結果となった。

前の話と重複するが、コロナ拡大に伴い、ホテル予約サイトに「(コロナの影響による)キャンセル料の減免を依頼する」的なボタンが新設された。そのボタンから英語で丁寧なメッセージを添えてホテルに減免を依頼した。

通常のメッセージとは違って、減免依頼ボタンを利用してのやりとりとなったので、予約サイト側が下図のようにホテルからの英語メッセージを日本語に訳してくれていた。

ホテルからのメッセージ

当然日本語が先に目に入り、あぁ・・・3万円が消えた・・・と、それ以上何も目に入らず、英語に目を通すことなく予約サイトを閉じた。

それでも、この先コロナの状況によってはホテル側も減免に応じる気になってくれるかもしれないし、キャンセルしてもしなくても1円も戻ってこないなら、予約はこのまま放置しておこうと思った。

そして、予約をキャンセルしないまま、ホテルからも何の音沙汰もなく、宿泊日前日になってしまった。

すると、ホテルから「来るの!?」的なメッセージが届いた。行けるわけないでしょと思い、予約サイトへログインし、ホテルへ返信しようとすると・・・ホテルからの見覚えのないメッセージを発見!?あれっ、何これ???

よく読んでみるとキャンセル料の減免はできないが、宿泊を来年に振り替えますよ的な内容。送信された日時は減免不可のメッセージが来た日と同じ日。

頭が混乱しながら色々チェックしてやっとわかった。

予約サイト側が日本語に翻訳してくれたあのメッセージは、ほんの一部(減免OKかNGかのみ)のものだったのだ。

ホテルから届いた英語のメッセージには、減免はできないけど・・・の先があったのに、その部分は訳されていなかったのだ。

とはいえ、英語のメッセージをきちんと読まず、日本語訳しか読まなかった自分の落ち度ではある(涙)

もう宿泊日前日。今更遅い。ホテルに事情を説明し、自分のミスだからもういいですと添えてメッセージを送り、3万円はあきらめることにした。

すると、ホテル側から新たな提案が届いた。来年1泊分無料に、または、4泊すれば2泊分無料にしますとのことだった。

ありがたい・・・でも1泊だけ泊まりに行くのもな・・・来年どうするか悩ましい。

スイスでプリペイドSIMを買う

[1] ポケットWi-Fiにするか、プリペイドSIMにするか

スイス旅行中、これまではホテルのwifiなどでしのいできたが、さすがに今年(2023年)はポケットWi-FiをレンタルするかプリペイドSIMを購入することにした。

ある解説サイトによると、スイスでは主に3つの通信会社Swisscom、Sunrise、Salt.があり、いずれも20CHF(3300円)位でプリペイドSIMが買えるとのことだった。

その3社の中でもSalt.が一番安く、17.95CHF(10GBの高速通信)らしい。ただ6年前の内容なので念のためウェブサイトを確認すると、たしかに20CHFくらいのSIMがあるようだった。

一方でポケットWi-Fiの場合5000~6000円位かかりそうなので、現地(チューリヒ空港)でプリペイドSIMを調達することにした。

[2] プリペイドSIM購入

元々SIMフリーのスマホなので、プリペイドSIMさえ手に入れればよい。"ある解説サイト"に書かれていた通り、チューリヒの空港でSalt.のショップへ行きSIMサイズと日数を伝えたところ、10日間で40CHFだと言われる。えっ!?

買わずに店を出てSunriseのショップへ行ってみると、ウインドウに張り紙に「7days 40CHF」とあるので店にすら入らず。

更にSwisscomのショップへ行くとそこでは扱っていないらしく、斜め前のモバイル関係を扱っているショップへ行けと言われる。

そのショップへ行ってみると、カウンターに置かれた料金表に会社や詳細は不明だが10GB 49.50CHFとあり、他より高そうだったので店を出る。

Salt.へ戻り7日間のはないのかと聞いたが10日間がミニマムだと言われ、仕方なくSalt.で10日間使い放題で40CHFのプリペイドSIMを購入。

40CHFもかかったんだからと、旅行期間中スマホを使いまくる。

[3] 疑惑・・・

帰国後、やはり40CHFなのは納得がいかず、Salt.のウェブサイトを確認し直す。

旅行前に見たSalt.の20CHF位のSIMは、プリペイドタイプではなく定期契約のSIMだった。その定期契約のSIMを買い1か月で解約することもできるようだったが、契約時に59.95CHFかかる。で、プリペイドタイプはいくらなのかというと、サイトでは明確な料金を提示していなかった。

スイスのプリペイドSIMについて解説していたあのサイトは一体なんだったんだろう。適当なことを書いていたようには思えなかったけど・・・それとも6年の間に値段が倍になっただけなのだろうか。

他国では物価がかなり上がっているようなので他国ならあり得るかもしれないが、スイス国内では6年前と物価は変わっていないように感じたので、2倍はさすがにないような気がする。

そこでふと思った。Salt.の10日間使い放題のプリペイドSIMの正規料金は本当に40CHFだったのだろうか。ウェブサイトにも明記はなく、店舗に一覧表があるわけでもなく、店員さんが10日間が最短で40CHFだと言ったのみ。

契約書的な紙はもらったけど支払った代金についての明記はなく領収書もない。ちなみにその契約書的な紙、10日間というのが何日の何時までなのかすら書いていない。

それから何も聞かれなかったのでうっかり忘れていたけど、電話番号付きSIMかデータ専用SIMかを選んでない。買ったのは電話番号付きSIMだったけど、データ専用SIMだったら20CHF位だったのだろうか?

スイスなので、そんな意地悪やぼったくりはないとは思うけど・・・なんだかやっぱり色々疑惑が残る。

ちなみにSunriseのウェブサイトも見てみると、どうやらやはり20CHF位のプリペイドSIMがありそう。だったらあのお店の「7days 40CHF」の張り紙は何だったのだろう。店に入って聞いてみればよかった。

Swisscomのウェブサイトも見てみたが、やはり20CHF位のがありそうだったが詳細がよくわからなかった。

40CHFもかかるならポケットwifiとほとんど変わらない。だけど、ポケットwifiを常に持ち歩かなければならないことを考えると断然プリペイドSIMの方が便利。

来年は3社のウェブサイトをあらかじめよく読み込んで、値段が書かれたページのスクショも撮って、契約内容について確認することを英語で書き出しておいて・・・

でもそんなことするなら、成田空港でポケットwifiをレンタルする方がはるかに楽かな。

新スイスフラン札

[1] スイスフラン札が新しくなった

2019年、新しいスイスフラン札が発行された。そしてコロナのせいでしばらくスイスに行けなかった数年の間に、お札はどんどん切り替わり、街では旧札は使えないところもでてきているらしかった。

実はこれまで日本の外貨ショップでコツコツ買い貯めてきた大量の旧スイスフラン札を持っている。でも日本では新札には換えられず、交換できるのはスイス国内の15カ所の銀行のみらしい。

2023年夏、久々のスイス旅行の際、いちばん行きやすそうなチューリヒにあるスイス国立銀行に寄ってみることにした。

[2] 銀行違いをする

スイス国立銀行は、チューリヒ中央駅からトラムで6分。カントナルバンク停留所から数十メートルのところにある。

あらかじめ建物の外観もチェックしておいたのに、停留所目の前のカントナルバンク(州立銀行)をスイス国立銀行だと思い込んでしまう。

そのとき8:40。銀行は8時オープンなので入ろうとすると、入り口に9時からと書かれていてまだ閉まっていた。自分が銀行自体を間違えていることにまだ気づかず、ネットでは8時って書いてあったのに・・・と不満に思いながら時間をつぶす。

9時ちょっと前、銀行が開いた!旧札を交換したいと伝えると、ここは州立銀行なのでできないから斜め前の国立銀行へ行くようにと言われ、そこで初めて銀行を間違えていたことに気がついた・・・

[3] やっとスイス国立銀行へ

時間を無駄にしてしまったと後悔しつつ斜め前の国立銀行へ。でも入り口がわからない。これかなと思うドアがあったが、勝手に開けてはいけなそうな重厚そうな扉で、恐る恐る開けてみるとスーツ姿の大柄の男性が立っていた。

用件を言うと通してもらえたが、かなり厳重。中に入ると、待つことなくすぐに交換してもらえ一安心。

毎年スイスに来たいと思いつつ、近年の円安のせいで次はいつ来られるか・・・と思うと、交換できてよかった。

ホテルの張り紙におびえる

2023年夏、夕方ホテルに戻ってエレベーターに乗ると、ものすごく目立つように「部屋に貴重品を置かないでください。」、 「部屋の鍵をかけてください。」と、今朝まではなかった大きな張り紙が貼ってある。しかもここはドイツ語圏なのにフランス語のみで書かれていた。

どの部屋の人なのかわかってるのに、直接言わず張り紙にするとは・・・ しかも他の張り紙のようにドイツ語、フランス語、英語の3か国語で書かれているなら全員に対して書いている風を装えるけど、フランス語だけって・・・

翌朝、その日の予定を色々考え込みながら駅についてふと気がついた。

あっ、スーツケース閉め忘れた!っていうか開けっ放し。やばい、昨日の張り紙の人のようになってしまう。 というのも、部屋を出るとき既にお掃除係の人が廊下にいたのだ。

どうしよう(@o@)ホテルに帰ったらエレベーターに日本語だけで張り紙があったら・・・

そう思うと怖くなってダッシュでホテルへ戻る。部屋に入ると、既に掃除が終わっていた。部屋を出発してから10分も経ってないのに・・・

スーツケースを閉めてダッシュで駅へ行ったが、タッチの差で予定の電車には乗れなかった(涙)しかも急に土砂降りの雨が降り出しびしょびしょ。

これで今日ホテルに帰って張り紙があったら最悪・・・と思ったが、結局日本語の張り紙はなかった。よかったぁ。 そのかわり、昨日の張り紙の続きとして、フランス語のみで、今度貴重品放置してたら罰金取るぞ的な張り紙が追加されていた。

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