スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
成田(NRT)10:30発 → (AF279) → パリ[Paris](CDG)16:10着18:55発 →
(AF5110) → チューリヒ[Zürich](ZRH)20:20着 →
(0h10) → チューリヒ中央駅[Zürich HB]
今回の旅は、やっと貯めたエールフランスのマイレージ8万マイルを航空券に換えての旅。 とはいえサーチャージは別。空港使用料等も含めて45000円程しっかり取られた。
例年通り成田空港に行くと、北ウイングと南ウイングがあって戸惑う。前からあったっけ? ⇒旅行中のできごと「北ウイングと南ウイング」
定刻より10分早く出発したのに、シャルル・ド・ゴール(CDG)空港への到着は定刻より40分遅れる。やっぱりね・・・ 乗り継ぎの飛行機を1本後の18:55発にしておいて良かった。
ボーディング・ブリッジを渡り終えると、空港職員が誘導に来ていた。1本前のチューリヒ行きに乗る人がかなりいるらしい。 ということは相当時間が迫っているのかと思ったら、のんびり歩いて暇つぶしに免税店も一通りチェックして、 それでも前の便に乗れるだけの時間があった。な~んだ。
チューリヒ空港に着くと雨が降っていた。 スイスパスをヴァリデートして、チューリヒ中央駅からトラムで1分程の所にあるホテルに向かう。
今日は、途中チューリヒ湖、ブリエンツ湖遊覧船に乗って、グリンデルワルトへ向かう。
ちょっと曇っている。チューリヒ中央駅に行き、スーツケースをグリンデルワルトに送る。
⇒旅行中のできごと「ライゼゲペックサービス一新」
→チューリヒ観光局(英語など)
→チューリヒ市内交通(英語、独語)
→チューリヒ湖遊覧船(英語、独語)
チューリヒ、リマト川[Limmat]
駅から船乗り場まで、リマト川に沿って歩く。けっこう遠いけど、気持ちがいい。
チューリヒ湖[Zürichsee]
9:30発の船に乗る。人がほとんど乗っていなくて、自由に席を移して景色を楽しむ。
ラッパーズヴィール → (1h20) → ルツェルン[Luzern] →
(1h40) → ブリエンツ[Brienz]
ラッパーズヴィール
街を散策後、フォアアルペンエクスプレス[Voralpen Express]でルツェルンへ。
この列車はザンクトガレン[St. Gallen]とルツェルンを直通で結ぶ眺めの良いルート。
→フォアアルペンエクスプレス(英語、独語)
ルツェルン、カペル橋[Kapell-brucke]
乗り換え電車を待つ間ちょっと駅を出てみると、いつの間にかすっかり青空!
ブリエンツ → (1h25) → インターラーケン・オスト[Interlaken Ost] →
(0h55) → グリンデルワルト[Grindelwald]
ブリエンツ湖[Brienzersee]
ブリエンツで下車して駅前の船乗り場から遊覧船でインターラーケンへ。また雲が増えてきたが半袖1枚でちょうどよい。
グリンデルワルト
グリンデルワルト到着。朝チューリヒ駅で預けたスーツケースを受け取り、駅近くのホテルへ。
今日はグリンデルワルト周辺をハイキングする予定。 7:50発のバスでグロッセ・シャイデッグ(1961m)へ向かい、そこからフィルスト(2168m)まで歩く。
朝早い上、曇っていて寒い。アイガー[Eiger]も雲に隠れてしまっている(T0T)
→ユングフラウ地方観光局(英語など)
グロッセ・シャイデッグからフィルストへ
霧で視界が悪い上、寒さで手と耳が凍りそう。
ヴェッターホルンやシュレックホルンは、雲の中からまれに顔を出すのみ。
結局、山々が完全に見えることなくフィルスト到着。レストランのテラス席でコーヒー休憩。 山々が見渡せるはずの席なのに、雲で真っ白。何も見えず残念。
フィルスト → (1h00) → バッハアルプゼー[Bachalpsee(Bachsee)] →
(1h00) → フィルスト[First]
フィルスト、バッハアルプゼー間
バッハアルプゼー(2265m)(奥)
湖は2つに分かれていて、奥の大きい方の湖は山に囲まれひっそりしている。
バッハアルプゼー(手前)
小さい方は本来なら白い山々が湖面に映り美しい風景が見られる。でも山々は雲に隠れ、湖面に映るのは雲ばかり。
フィルストへの帰り道
左:ヴェッターホルン[Wetterhorn](3701m)、右:シュレックホルン[Schreckhorn](4078m)
持ってきたサンドイッチを食べながら、雲がなくなるのを待ったが、 次々と新しい雲がやってきてしばらく待っても消える気配がないので、フィルストへ戻ることにする。
戻る途中、山にかかっていた雲が取れてきた。もう少しバッハアルプゼーで粘ればよかったかな・・・
フィルスト → (0h40) → ヴァルトシュピッツ[Waddspitz] →
(0h35) → グリンデルワルト[Grindelwald]
フィルストからヴァルトシュピッツへ
最初は少し急な道。その後はなだらかな道が続く。すっかり晴れてきて眺めも良くて気持ちがよい。
ヴァルトシュピッツ(1919m)
ヴァルトシュピッツにはレストランが1件あるのみ。ビール片手に山を眺めながらグリンデルワルト行きのバスを待つ。
アイガー[Eiger]、部屋から
部屋に戻ると、今朝まで雲に隠れていたアイガーが一望。
グリンデルワルト → (0h30)(ツヴァイリュッチネン[Zweilütschinen]経由) →
ラウターブルンネン[Lauterbrunnen] →
(0h05) →
グリュッチュアルプ[Grütschalp] →
(0h15) → ミューレン[Mürren] →
(0h05) → アルメントフーベル[Allmendhubel]
ついに雲ひとつない快晴!今日もグリンデルワルトを起点にユングフラウ地方を巡る。
まず、ツヴァイリュッチネンを経由してラウターブルンネンへ。
そこからロープウェイでグリュチュアルプ。更に登山列車に乗り換えてミューレンへ。
そしてミューレン駅から徒歩10分の所にあるケーブルカーでアルメントフーベルへ。
→ユングフラウ地方観光局(英語など)
→
アルメントフーベル(英語、独語、仏語)(※ハイキングマップあり)
グリンデルワルト、ツヴァイリュッチネン間の車窓
アルメントフーベル(1907m)
左からアイガー[Eiger]、メンヒ[Mönch]、ユングフラウ[Jungfrau]とユングフラウ三山がどっしりとそびえ立つ。
アルメントフーベル → (1h50) → グリュッチュアルプ[Grütschalp] →
(1h) → ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]
アルメントフーベル、グリュッチュアルプ間
このコースは三山が背になるけどなかなか良い。
三山の角度がアルメントフーベルで見たのとはかなり変わってきて、12時過ぎグリュッチュアルプに到着。
グリュッチュアルプ、ラウターブルンネン間
ラウターブルンネンまではケーブルカー下るつもりが、予定を変更して歩いて下ることにした。
ラウターブルンネン到着
シュタウプバッハの滝[Staubbachfälle]
なぜ予定を変更して歩くことにしたかというと、標識にラウターブルンネンまで1時間と書かれていたせいだ。でもこのコースは失敗・・・
森の中の暗い山道をひたすら下るのみで、膝への負担が大きく景色も全く見えない。 早足で下っても1時間15分。ラウターブルンネンに着くと足がガクガク。
ラウターブルンネン → (0h15) → ヴェンゲン[Wengen] →
(0h05) → メンリッヒェン[Männlichen] →
(1h20) → クライネ・シャイデック[Kleine Scheidegg] →
(0h40) → グリンデルワルト[Grindelwald]
ラウターブルンネンで遅めの昼食。ワインも飲んでおなかいっぱい。足も疲れている。 でも天気が良すぎるのでもう少し歩こうと、メンリッヒェンへ。 →メンリッヒェン(英語・独語)
メンリッヒェン(2227m)にて、ユングフラウ三山
ベッターホルン[Wetterhorn](左)とシュレックホルン[Schreckhorn](右)
メンリッヒェンからクライネ・シャイデックまでハイキング。
シルバーホルン[Silberhorn]
ユングフラウの横に寄り添うシルバーホルンがきれい。
途中、牛と一緒に歩く。
ユングフラウ
1時間10分程でクライネ・シャイデックに到着。
電車でグリンデルワルトに戻る。
車窓、ブリエンツ湖[Brienzersee]
ブリエンツからインターラーケン間の車窓は美しく、何度通っても良い。
湖畔の家がうらやましい。
インターラーケン・ヴェスト → (2h15) → トゥーン[Thun]
トゥーン湖[Thunersee]に続く運河
インターラーケン・ヴェストで電車を降り、トゥーン湖遊覧船に乗る。 湖から鉄道駅まで運河が掘られているため、船乗り場は駅のすぐそば。
電車なら30分程のところを船で2時間15分かけてのんびり行く。
→
トゥーン・ブリエンツ遊覧船(英語、独語、仏語)
トゥーン湖
やっぱり湖は最高に気持ちがよい。
オーバーホーフェン城[Schloss Oberhofen]
湖上から見えるお城の一つ。シュピーツ[Spiez]を過ぎたあと、湖の北岸に見える。
ユングフラウ三山
シュピーツを過ぎた頃から、ユングフラウ3山が見え始めた。 左から、アイガー[Eiger]、メンヒ[Mönch]、ユングフラウ[Jungfrau]。
シャダウ城[Schloss Schadau]
湖からアーレ[Aare]川に入る左角にあるお城。川は途中で分岐して運河に入る。運河はトゥーン駅前まで続き乗り継ぎに便利。
トゥーン[Thun] → (1h00) → ビール/ビエンヌ[Biel/Bienne] →
(0h30) → リガーツ[Ligerz]
トゥーン アーレ[Aare]川
午前中の快晴から一転、とうとう雨が降り出した(T0T)それでも街をひとまわり。
正面の塔は2003年に行ったトゥーン城[Schloss Thun]。今回は遠くから見るだけ。
→トゥーン観光局(英語、独語)
雨がやみそうもないのでトゥーン駅に戻り、ビール/ビエンヌへ向かう。
今朝ビール/ビエンヌ駅に送ったスーツケースは無事届いているだろうか。
⇒旅行中のできごと「ライゼゲペックサービス一新」
⇒旅行中のできごと「地名「ビール/ビエンヌ」」
荷物を受け取り、宿泊予定のリガーツへと思ったら電車が出たばかり。 窓口で聞くとリガーツに停まる電車は少なく、ラ・ヌーヴヴィルまで行って戻る電車に乗ると早いと言われた。
早いといってもたった数分。とはいえ、ぼーっと待つよりはとラ・ヌーヴヴィルへ行ってみることにする。
ラ・ヌーヴヴィルに着くと雨は降ってなく、駅の外に出てみる。 標識によるとリガーツまで徒歩1時間らしい。スーツケースがなければ、リガーツまでビール湖沿いを歩いても気持ちよさそう。
ラ・ヌーヴヴィル[La Neuveville]にて
ビール湖[Bielersee]
宿の部屋から
リガーツは湖に面した斜面にあり、ぶどう畑の中に家が点在している。宿は斜面の中腹にあり、ビール湖の眺めがとても良い。
フェスティ/シャトー[Festi/Château] → (0h04) →
リガーツ[Ligerz] →
(0h50) → イヴェルドン・レ・バン[Yverdon-les-bains] →
(0h55) → フリブール[Fribourg]
8時、大雨なので予定変更。ノープランのまま宿を出た。
昨日は知らなかったが斜面中腹の宿のそばにケーブルカーの駅があり、リガーツ駅まで降りることができる。
とりあえず電車に乗りイヴェルドン・レ・バンへ行ってみたものの、何もなさそうなのでなんとなくフリブールへ行ってみることにする。
フリブール
雨がやんでいたので観光案内所でもらった地図のお勧めコースを行くが、どんどん坂を下っていくことに。
下りすぎて戻るのが大変そうと思っていたら再び雨。散策をやめて駅へ戻るが予想通り坂がきつい上、大雨でずぶぬれ。
フリブール → (0h30) → ムルテン[Murten] →
(1h35) → ヌーシャテル[Neuchâtel] →
(0h20) → リガーツ →
(0h04) → フェスティ/シャトー
ムルテン
回復しない天候にめげずムルテンへ行き、遊覧船に乗ることにした。駅から船乗り場までは約1km。降り続く大雨でまたずぶぬれ。
ムルテン湖[Murtensee]遊覧船
悪天候で乗客が少ないからなのか、やってきた船は小さくほとんどが室内席で1等2等の区別はなかった。
ムルテンに戻ってくる遊覧船をはじめ色々なコースの遊覧船があるが、 今回乗った船はムルテン湖からヌーシャテル湖[Lac de Neuchâtel]に入り、ビール湖[Bielersee]まで行く3湖をめぐる遊覧船。
ビール/ビエンヌまで行くかヌーシャテルで降りるか迷ったが、
あまりに雨がひどく何も見えないのでヌーシャテルで下船して電車でリガーツに戻った。
→ムルテン湖遊覧船(独語、仏語)
リガーツ(ビール湖[Bielersee])
宿からケーブルカー乗り場へ向かう。連日の悪天候でよくわからなかったが、湖がとにかく美しい。
フェスティ/シャトー
プレルからブルーのハイキングコースで下ることにした。暑すぎることもなく気温も快適。
→
プレルのハイキングコース(独語、仏語)
(リンク先のページ右の「Téléchargement PDF」でハイキングコースがダウンロードできる。)
ハイキングコース
平たんな気持ちの良い道の後、木々の中を下るため湖は見えない。途中でコースを外れて宿へスーツケースを取りに向かう。
宿からリガーツ駅へ
リガーツ駅まではブドウ畑の中を下る。あまりの気持ちよさに立ち止まってしばらく景色を眺めることにする。
遠くにモンブラン[Mont Blanc]
通りがかったおじさんが遠くに見える山を指さし、あれがモンブランだよと教えてくれた。
ブドウ畑と青く美しい湖だけでも最高にいい景色なのに、その上遠くに白い山々まで見えて、 しかもその中の一つがモンブランだなんて、住んでいる人がうらやましい。
リガーツ[Ligerz] → (0h35) → ビール/ビエンヌ[Biel/Bienne] →
(1h25) → ジュネーブ[Genève]
リガーツ船着き場
こんなに天気がいいのに、このままジュネーブに向かうのはもったいない。
そうだ!船に乗ろう!
リガーツ(遊覧船から)
遊覧船から眺めたリガーツの町は、ほぼ森とブドウ畑。さっきのハイキングコースはあの森の中だったのかもしれない。
ビール湖[Bielersee]
水面を伝ってくる風が心地よい。
ビール/ビエンヌの船着き場から駅まで数百メートル歩き、湖沿いを走る電車でジュネーブへ。今度は列車から湖を堪能する。
ジュネーブ[Genève] → (0h20) → コペ[Coppet] →
(0h10) → ジャント・ベルビュー[Genthod-Bellevue] →
(0h10) → ジュネーブ
コペ(レマン湖[Lac Léman])
ジュネーブでホテルに荷物を預け市内散策へ。駅に立ち寄ると、コペ行きの電車を見つけ衝動的に電車に乗り込む。