スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
今年もお盆休み9日間をフル活用してスイスへ。
出発の数日前、会社でUさんとお盆休みの話をしていると、イタリアに行くと言うUさんと乗る飛行機が同じだとわかってびっくり!
出発日の朝は台風が近づいているせいで横殴りの雨。西日本ではすでに飛行機が欠便していた。 出発できなかったらどうしよう~と思っていたら、成田までの移動中は雨に一切降られず、飛行機も定刻通り出発するらしい。よかった~。
飛行機に乗ると自分の窓側の席に既に人が座っていた。あれっ? その人は窓側に座りたいらしく、私は通路側に座りたかったので席を交換。ラッキー!
前日徹夜した効果は続かず目が覚め退屈していると、Uさん夫妻が遊びに来てくれた。 本当は2時間ほど前にも来てくれたらしいけど私が爆睡していて、ゆすっても起きなかったらしい・・・
凱旋門[L'Arc de Triomphe]
少し早めにパリ到着。AFのリムジンバスに乗り、宿泊予定のホテルに近い凱旋門で下車する。
この年の欧州は猛暑。湿気がないだけましだけど暑くて暑くてこんなヨーロッパは初めて。
猛暑で元気が出ず、シャンパーニュ地方巡りはやめてパリ北駅から1時間弱のシャンティイへ。
→シャンティイ観光局(英語・仏語)
観光案内所で地図をもらい、シャンティイ城へ。左回りルートは街中、右回りは林道になっている。
シャンティイ競馬場
林道を行くとなぜかシャンティイ競馬場のど真ん中!?他にも歩いている人がいるし、このまま突破!
写真正面の馬の博物館[Musée Vivant du Cheval]に寄って馬のショーを見る。
シャンティイ → → パリ
パリへ戻る電車に乗る。ヨーロッパでは電車にあまりクーラーが設置されていないらしい。例年なら要らなくても今年はきつい。
パリは途中降機地。飛行機で最終目的地、スイスのバーゼルへ向かう。
⇒旅行中のできごと「ストップオーバーしてみる」
窓から地上を見下ろして驚く。
⇒旅行中のできごと「自宅プールの家がいっぱい!?」
バーゼルの空港に到着するが、出口に悩む。
⇒旅行中のできごと「バーゼル空港の出入国審査」
空港からバスで約25分、バーゼル駅に到着。
スイスパスをヴァリデートしてインターラーケン・オスト行きの電車に乗るが、席の選択を誤りへこむ。 ⇒旅行中のできごと「スイッチバック」
インターラーケン・オスト[Interlaken Ost]でブリエンツ行きの電車を待つ間ふと思った。 そうだ!ブリエンツへ船で行こう!と船乗り場へ行ってみた。でも、今日の運航は既に終了。
駅に戻って電車に乗り、今度はブリエンツ湖側の席をゲット!眺め最高。
ブリエンツ湖[Brienzersee]
19時頃ブリエンツに到着。
駅の目の前は湖。今日の宿は、道路を挟んだ駅の向かい側。つまりホテルの目の前もブリエンツ湖。
部屋の窓から
なのに残念ながら部屋は山側。でも窓を開けるとブリエンツ・ロートホルン鉄道の真っ赤な車両が止まっていた!
8:20発のブリエンツ・ロートホルン登山鉄道[Brienz Rothorn Bahn]で、ブリエンツァー・ロートホルン山に登る。 乗り場はブリエンツ駅前。つまり泊まっているホテルのすぐ隣!
この登山列車、スイスパスを所持していても25%OFFになるだけなので往復54CHF(5000円弱)かかる。
(※現在はスイスパスを所持していれば半額で乗れる。)
→
ブリエンツ・ロートホルン鉄道(英語、独語)
蒸気機関車
定期運航のSLはスイスでここだけで、しかもSL路線としては世界一急勾配らしい。
機関車部分は前ではなく最後尾で、たった1両(乗客が多いと2両)を押してゆっくり進んでいく。
上に行くにつれて涼しくなる一方、日差しは強くて暑い。到着前から眼下の景色にテンションが上がる。
ブリエンツ(566m)から約55分後、山頂駅ロートホルン・クルム[Rothorn Kulm](2244m)到着。 更にここから徒歩15分程というブリエンツァー・ロートホルン山頂(2350m)へ登る。ヘトヘトになりながら到着すると360°の大パノラマ!
ブリエンツ湖とベルナーオーバーラントの山々(南方面)
逆側の風景(北方面)
のどが渇いて水を買おうとすると、1リットル入りのビン(っていうかなんでビン!?)しかなく、しかも9.50CHF(約855円)! ブリエンツで買ってくれば良かった(X_X)レストランで湖側のテラス席を取り早めのランチ。眺め最高!
11:55のSLで下山。ビン入りの水(1L)が重すぎてブリエンツ到着後すぐにホテルへ戻る。駅前のホテルってやっぱり便利(^_^)V
午後、電車でトゥーンへ。
→トゥーン観光局(英語、独語)
トゥーン城[Schloss Thun]からの眺め
観光案内所で地図をもらい、トゥーン城にやってきた。
→トゥーン城(英語、独語)
眺めは最高。左の方にかすかにユングフラウ[Jungfrau]山も見える。
トゥーン → → インターラーケン・ヴェスト[Interlaken West]
17:10、トゥーン発最終の船でインターラーケン・ヴェストへ。
→
トゥーン・ブリエンツ遊覧船(英語、独語、仏語)
船が来た!
船乗り場はトゥーン駅前なので便利!
トゥーン湖[Thunersee]船から
進行方向に真っ白なアイガー[Eiger]、メンヒ[Mönch]、ユングフラウ[Jungfrau]の3山が見える。
トゥーン湖に面した家々がうらやましい。
もうすぐ到着。
インターラーケン・ヴェスト到着
2時間強でインターラーケン・ヴェストに到着。ここの船乗り場も駅のすぐそばで便利!電車に乗り換えてブリエンツへ戻る。
左:ヴェッターホルン[Wetterhorn]、右:シュレックホルン[Schreckhorn]
シーニゲ・プラッテにはホテルもある。こんな眺めのいい所、泊まってみたい。
左:アイガー[Eiger]、中央:メンヒ[Mönch]、右:ユングフラウ[Jungfrau]
いくつかのハイキングコースの中、眺めがよさそうな高台(Aussichtspunkt Daube)へ。所要約25分。
アイガー、メンヒ、ユングフラウの他、トゥーン湖[Thunersee]とブリエンツ湖[Brienzersee]も見えて360度大パノラマ!
と思いきや、丸い岩でメンヒがちょうど隠れてしまった。
→高山植物園(英語、独語)
シーニゲ・プラッテ → → インターラーケン・オスト[Interlaken Ost] →
(1h20) → ブリエンツ
インターラーケン・オストへ戻り、16:31発最終のブリエンツ湖[Brienzersee]の遊覧船に乗船。ここの船乗り場も駅から近い。
→
トゥーン・ブリエンツ遊覧船(英語、独語、仏語)
ベーニゲン[Bönigen]に着いたとき、川からの水が流れ込む場所が乳白色になっている。 氷河を含んだ水グレッチャーミルヒ[Gletschermilch]らしい。 レマン湖の深い青と違って、トゥーン湖やブリエンツ湖がエメラルドグリーンに見えるのはそのせいかも。
トゥーン湖は湖のまわりが丘で、家が多く立ち並んでいるのに対して、ブリエンツ湖のまわりは切り立った山が多い。
毎日天気が良いのはうれしいけど、あまりに暑くてこの2日間で大量の水を飲みほした。部屋には大きなボトルが3本・・・ ⇒旅行中のできごと「水の値段」
8時過ぎの電車でローザンヌへ。
ベルン[Bern]経由の方が早く着くけど、急ぐわけではないのでゴールデンパスラインのルートを行くことにした。
→ゴールデンパスライン(日本語あり)
車窓 シュピーツ[Spiez]、ツヴァイジンメン間
風景をゆっくり楽しみたくて、シュピーツで乗り換えるとき、わざわざ鈍行列車を選んで乗車。
車窓 シュピーツ、ツヴァイジンメン間
ツヴァイジンメンでいったん終点。ここで鉄道会社が変わる。
また鈍行に乗りたかったけどしばらく来ないのでパノラマ特急に乗る。 昨年乗ったときは混んでいたので敬遠していたけど、今回は意外に空いていてラッキー!
レマン湖[Lac Léman]遊覧船
ローザンヌ駅からレマン湖までは遠く、坂道なのでメトロ(M2線)に乗り終点ウーシー[Ouchy]で下車。
ローザンヌ → → ビール/ビエンヌ[Biel/Bienne]
15時30頃、電車でビール/ビエンヌへ向かい遊覧船に乗る予定。湖側(進行方向右側)の席をゲット! ⇒旅行中のできごと「地名「ビール/ビエンヌ」」
ビール湖
天気が回復してきた。駅から船乗り場までがちょっと遠い。船の出発時間が迫っているのでどこにも寄り道せず乗り場へ急ぐ。
遊覧船に乗って、さっき電車で通過したばかりのヌーシャテルへ戻る。
→
ビール/ビエンヌ観光局(英語など)
ビール湖[Bielersee]とヌーシャテル湖[Lac de Neuchâtel]の遊覧船は別会社。
にもかかわらず、ビール/ビエンヌからヌーシャテルまでの乗り継がず行ける。
→ビール湖遊覧船(独語、仏語、英語)
→
ヌーシャテル湖、ムルテン湖遊覧船(仏語、独語、伊語、英語)
ビール/ビエンヌ → → ヌーシャテル[Neuchâtel]
ビール湖遊覧船
他の遊覧船は2階は1等だけど、この船は2等切符(2等のスイスパス)で2階にも行ける。
出発後、街を振り返るとロレックスのロゴがついた金色のビル発見!目立つ。
湖のまわりの丘の斜面はぶどう畑。
乗っている人は少なく、ビールを飲みながらのんびり過ごす。
途中の船着き場 リゲルツ[Ligerz]
どこの船着き場も花で彩られていてきれい。
船の運航表では立ち寄る予定になっていた小さな船着き場2か所をすっ飛ばし!?、もうすぐヌーシャテルに到着。 ⇒旅行中のできごと「運航表無視!?」
ヌーシャテルも船着き場から駅までが遠い。その上かなりの上り坂なのでバスで移動。
駅で今朝ブリエンツで預けたスーツケースを受け取る。今年はライゼゲペックがしっかり機能している。
→ヌーシャテル観光局(英語など)
ホテルの部屋から
今日のホテルも便利な駅前。このホテルも部屋から湖が見えて眺め最高。
フロントで、今日はお祭りだと聞き、街へ出てみることにする。
ヌーシャテル湖[Lac de Neuchâtel](ホテルのレストランのテラスから)
朝食に行くとテラス席発見!天気はイマイチだけど湖が見渡せて眺め最高。
食後、ヌーシャテル散策へ。プランという展望台へ行ってみた。 ヌーシャテル駅から数百メートル西にケーブルカー乗り場があり、所要数分でプランへ上る。
標識をたよりに進むと森の中に入っていく。誰もいない。 ちょっと見晴らしのいい所に出たけど展望台という感じではなく、ホテルからの眺めとほとんど変わらなかった。
ヌーシャテル湖沿いの遊歩道
駅から湖まで下ってきた。雨こそ降ってないものの、風が強くて湖が波立っている。
ヌーシャテル → (1.5h) → バーゼル[Basel]
バーゼルへ移動する。スイスパスの期限は昨日までなので切符を買うと、34CHF(約3000円)! ドゥレモン[Delémont]でスイッチバックして、13時半頃バーゼルに到着。
バーゼルはドイツ語圏。でもフランスとの国境が近いのでフランス語も話されていると思っていた。 それにドイツも近いことから、3つの国の文化が混ざり合っているところかと思っていた。
ところが街へ出てみると、歩いている人たちは皆ドイツ人のような長身。目に入る文字も、聞こえてくる言葉もすべてドイツ語で、 今まで訪れたスイスのどの地方でも感じることがなかったアウェイ感を感じる。
ライン川の渡し船[Münster-fähre]発見。
渡った先に変わった建物が気になり、渡ってみることにする。片道1.20CHF(110円)。
流されないように、船がケーブルでつながれている。5分くらいで対岸に到着。
ミュンスター[Münster]大聖堂
変わった建物の正体は大聖堂だった。
ライン川を見下ろす。眺めよし!
帰国日。今年は何事もなく無事空港へ向かう。ホテル前のバス停からバスに乗って20分程でバーゼル・ミュルーズ空港に到着。 早く着きすぎて、まだチェックインが始まっていなかった。期待はしていなかったけど、小さな空港なので店も少なく時間を持て余す。
空港自体はフランス領なので通貨はユーロ。スイスフランはお札なら使えるけど、お釣りの小銭はユーロとなる。
無事帰国と思いきや、帰国後、成田空港の税関で荷物を開けられることになる・・・ ⇒税関で荷物を開けられる