スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
昨年のフリープランの旅にこりて今回の旅行は自分で手配。格安航空券を購入し、ホテルに直接予約を入れた。
行きの飛行機は成田発パリ行きで、パリで飛行機を乗り継いで同日ジュネーブに到着予定。 準備万端で飛行機に乗るが、初日早々トラブルに見舞われる。 ⇒旅行中のできごと「乗り継ぎの飛行機に間に合わない」
アヌシー湖[Lac d'Annecy]
シャモニーへ向かう前に4年ぶりのアヌシーの街並みを見ておこうと早起きして散歩へ。
運河に浮かぶ元刑務所
3時間近く歩き回りヘトヘト。
シャモニー針峰群
今日のホテルは駅前。利便性だけで選んだのに、部屋のバルコニーからの眺めは最高!モンブランもぎりぎり見える。
シャモニー → → プラン・ドゥ・レギュィーユ[Plan de l'Aiguille] →
→ エギュィーユ・デュ・ミディ[Aiguille du Midi]
今日はモンブランを間近に見られるエギュィーユ・デュ・ミディへ行く。 4年前シャモニーを訪れたときは車酔いで気分が悪く、 モンタンヴェール[Montenvers]へメール・ド・グラース[Mer de Glace]を見に行くのがやっとだった。
まず、シャモニー(1035m)からロープウェイでプラン・ドゥ・レギュィーユ(2317m)へ。 そこでロープウェイを乗り継いで富士山より高いエギュィーユ・デュ・ミディ(3842m)まで一気に上る。
更にゴンドラ(30分)でポワント・エルブロネ(イタリア)へ行けば、モンブランを逆側から見られるらしい。 ただ、そこまで往復するには見学込みで3~4(混雑時は4~6)時間必要らしいので、今回はエギュィーユ・デュ・ミディまでにする。 追記:現在はエルブロネでゴンドラを降りることはできずUターンするのみ。
左:モンブラン・デュ・タキュール[MontBlanc du Tacul](4248m)、
中央:モンブラン[Mont Blanc](4810m)、
右:ドーム・デュ・グゥテ[Dôme du Goûter](4304m)
モンブランの周りの山々
エギュィーユ・デュ・ミディ到着すると寒い!!半袖の上に2枚着込んだけど寒い。でも、眺めは最高!
あまりの寒さに耐えきれず、レストランに逃げ込んで遅めの昼食。暖かいしモンブランが見えるし、言うことなし。
展望台へ
エレベーターで展望台へ。もっと寒いけど360度の大パノラマ。遠くの山までよく見渡せる。高山病にもならず絶好調!
エギュィーユ・デュ・ミディ行きロープウェイとボソン氷河[Glaicier des Bossons]
エギュィーユ・デュ・ミディ → →
プラン・ドゥ・レギュィーユ[Plan de l'Aiguille] →
→ シャモニー
プラン・ドゥ・レギュィーユ
ロープウェイ乗継地プラン・ドゥ・レギュィーユで外に出てみた。
案内板はなかったが、道があってどんどん下れる。もしかしてこの道はシャモニーに続いてる!? 登ってくる人に話を聞くと、シャモニーまで2~2.5時間かかるらしいのでやめておく。
ロープウェイ乗り場に戻る。ちょっと小走りしてみたら頭痛がしてきた。これが高山病!?でも、走るのをやめたらすぐ回復。
プラン・ドゥ・レギュィーユからの眺め
左:モンブラン、右:ドーム・デュ・グゥテ
部屋に戻るとモンブランが赤く染まっていた。ずっと見ていると、21時頃やっと暗くなってきた。
6時半前、モンブランは朝日を浴びて再び赤く染まっていた。日が高くなってくるとブルーの空に真っ白な姿。雲一つない快晴!
部屋から、ドーム・デュ・グゥテ(中央)とエギュィーユ・デュ・グゥテ[Aiguille du Goûter](右)(3817m)
スイスに入って最初の駅
スイスに入って最初の駅ル・シャトラール・フロンティエール[Le Châtelard-Frontière]で乗り換え。
マルティニに到着。乗り換えの電車はなんと1時間半後なので市内を散策することにした。
→マルティニ観光局(仏語、英語など)
市内を散策する前に、今年こそライゼゲペックを活用しようと駅の荷物カウンターへ行ってみる。 荷物を送り手ぶらになったので、観光案内所で地図をもらってマルティニ散策に出発! ⇒旅行中のできごと「初ライゼゲペック」
バティアス城[Château de la Bâtiaz]
まずはバティアス城をめざす。急な上り坂で息を切らして到着すると、城は閉まっていた(T_T)
斜面ばブドウ畑
遠くにベルナー・オーバーラント[Berner Oberland]の山々が見渡せて景色はいい。
17時前、ツェルマットに到着。
天気は快晴!ロートホルンは昨年行ったので、
今年はゴルナーグラートかクライン・マッターホルンかで散々悩んでクライン・マッターホルンに決定。
→
ツェルマット観光局(日本語あり)
クライン・マッターホルン
ゴンドラやロープウェイを乗り継いで、一気にクライン・マッターホルンへ。一面の銀世界。スキー客もいっぱい。
ユングフラウヨッホ[Jungfraujoch]同様、氷の宮殿[Glacier Palace]があるので入ってみる。氷の像がいっぱい。 エレベーターで標高3883mの展望台Matterhorn Glacier Paradiseへ。ヨーロッパで一番高い展望台らしい。
奥左:モンブラン[Mont Blanc]、奥右:グラン・コンバン[Grand Combin]
雲一つない天気で、遠くにモンブランまで見渡せる。
ブライトホルン[Breithorn]
ここから見るブライトホルは、なんとも言えないすごい形。今にも落ちそうな頂上の雪に目が離せなくなる。
左:マッターホルン東壁・・・
で、マッターホルンは・・・もしかして、あのとんがった山!?いつもの美しい姿とはあまりにも違いすぎて大ショック。
右の山はダン・ブランシュ[Dent Blanche]。
クライン・マッターホルン → → トロッケナー・シュテーク →
→ フーリ[Furi] →
→
シュヴァルツゼー[Schwarzsee]
トロッケナー・シュテークに戻る。
正面:ブライトホルン
右端の黒くとんがった所がさっきまでいたクラインマッターホルン。
右端:モンテ・ローザ[Monte Rosa]
トロッケナー・シュテークから直接シュヴァルツゼーへ向かうゴンドラは停止中。フーリまで戻ってからシュヴァルツゼーへ向かった。
シュヴァルツゼー → (2h) → フーリ[Furi] →
→ ツェルマット[Zermatt]
左列:変わっていくマッターホルンの様子
右の写真:左からモンテローザ、リスカム[Liskamm]、ブライトホルン
右の写真:ダン・ブランシュ
右の写真の右側:モンテ・ローザ
右の写真の左:ドーム[Dom]とテッシュホルン[Täschhorn]、中央:アルプフーベル[Alphubel]
シュタッフェルアルプ到着。マッターホルンの姿は完全に変わり、北壁のみが見える。
この先フーリまでは森林でマッターホルンも見えず。
ツェルマットからのマッターホルン
フーリ到着後、ゴンドラでツェルマットへ戻る。へとへと。
やっぱりこの方向からのマッターホルンが一番きれいかな。
フリブールに到着。グリュイエール湖へのアクセスを聞こうと観光案内所へ。
→フリブール観光局(英語・仏語・独語)
あれっ?閉まってる。昼休みかなと思っていたら、近くにいた人が今日はお祭りだから休みだと教えてくれた。ええ~。
グリュイエール湖はフリブールとビュール[Bulle]の間にあることはわかっているので、 とりあえずグリュイエール湖畔を通りそうなバスに乗って湖が見えたところで降りてみることにした。
旅行前ネットで調べた感じでは、アヴリー・ドゥヴァン・ポン[Avry-devant-Pont]あたりが見晴らしがよさそうだった。
ところで、このバスルートはスイスパスが使えるのだろうか。2002年当時のスイスパス通用路線図にグリュイエールは描かれていない。 ⇒旅行中のできごと「スイスパスが使えるか否か」
フリブール → → グリュイエール湖[Lac de la Gruyère] →
→ ビュール[Bulle] →
→
グリュイエール[Gruyères]
フリブール14時発のバスに乗り、グリュイエール湖が見えたところで下車。 でも、ちょっと早まったようで湖がもっとよく見えるところまでしばらく歩く。
グリュイエール湖
次のバス停まで歩くと、そこがアヴリー・ドゥヴァン・ポン[Avry-devant-Pont]だった!ネットで見たのと同じ風景だ。
グリュイエール湖
こんなに眺めがいいのに、 観光客はおろか人通りもなく、ときどき車が通るのみ。
やっと来たバスに乗ってビュールへ。ビュールからグリュイエールへはバスと電車がある。電車の方が先に来たので電車で向かうことにした。 ⇒旅行中のできごと「ローカル電車に慌てる」
17:30、なんとかグリュイエール到着。 さて、今朝ツェルマットから送っておいたスーツケースは届いているかな、と駅の窓口へ行くと真っ暗。 えぇっ、閉まってる!?⇒旅行中のできごと「荷物が届かない」
やっとのことで荷物を受け取り、送迎に来てくれたお姉さんのかなり怖い運転でホテル到着。
色々あって疲れたので街に出る気がせず、そのままホテルのレストランで夕食をとることにした。 心地のいい緑の多い庭のあるテラス席。量もちょうどいいし、おいしいし大満足。
部屋は屋根裏っぽい感じでものすごく広い。窓から身を乗り出せばグリュイエール城[Château de Gruyères]が見える。 夜、斜めの天井の窓からはものすごい数の星が見える。その上安くて清潔で言うことなし!
グリュイエール駅前
ホテルに戻り駅まで送ってもらう。昨日とは別の人だけど、やっぱり運転は怖い。
駅前のチーズ工場に寄る。⇒旅行中のできごと「グリュイエールチーズ」
→グリュイエールチーズ工場(英語・仏語・独語)
→グリュイエールチーズ(英語・仏語など)
グリュイエール[Gruyères] → → モントルー[Montreux] →
(4h55) → ジュネーブ[Genève]
電車に乗り、途中モンボボン[Montbovon]で乗り換えモントルーへ。
ジュネーブへは船で行きたいなぁと思っていると、ちょうど15:50発の船がある! スイスパスも使えるし、と船乗り場に行ってみるとジュネーブ着はなんと20:45と書かれている。 宿泊予約が取り消されないように慌ててホテルに連絡を入れた。
レマン湖を南北に横断しながら5時間もの船旅。ちなみに電車なら1時間強。
→レマン湖の船運航会社(英語・仏語・独語)
1 モントルー[Montreux]
2 ヴヴェイ[Vevey-Marché]
3 ピュリー[Pully]
4 ローザンヌ・ウシー[Lausanne-Ouchy]
5 エヴィアン・レ・バン[Evian-les-Bains]
6 アンフィオン・レ・バン[Amphion-les-Bains]
7 トノン・レ・バン[Thonon-les-Bains]
8 イヴォワール[Yvoire]
9 ニヨン[Nyon]
10 コペ[Coppet]
11 ヴェルソワ[Versoix]
12 ジュネーブ・モンブラン[Genève Mont-Blanc]
レマン湖
船は気持ちがいい。乗ったのは蒸気船。運航表を見ると1日の中で蒸気船の運航はわずかしかない。ラッキー!
ヴェルソワ(11番)に着いたとき、遠くに真っ白の山が目に入ってきた。モンブラン!?思わず近くにいた人に聞いてみると、そうだという。
数日前シャモニーを発ったときは、次にモンブランを見られるのはいつだろうと思っていたのにこんなに早く再会できるとは! と感動していると「モンブランが見えます」みたいなアナウンスも入った。
20:45、予定通りジュネーブに到着。ここからもモンブランが見える。だからこの船乗り場はジュネーブ・モンブランって名前がついてるのかも。
ジュネーブ[Genève](GVA)11:00発 → (AF1643) →
パリ[Paris](CDG)12:10着13:15発 →
(AF276) → 成田(NRT)7:45着(8/18(日))
パリで飛行機を乗り継ぎ、帰国する予定だった。ところが、前日お風呂から出ると倒れこむように寝てしまい、目覚ましをかけ忘れ寝坊する・・・ ⇒旅行中のできごと「帰国日に大寝坊!」
色々ありながら、なんとか予定通り成田に到着。多くのトラブルに見舞われながらも天気に恵まれ楽しい旅だった。