スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
今回の旅は最初の宿泊地に到着する前から失態続きだった。
成田空港に向かう際、予定していた電車に乗り継げず途中駅で30分以上待ちぼうけ。間に合わないかと思ってかなり焦る。
機内では隣の席のおじさんにつられてハイペースでお酒を飲みすぎ気持ちが悪くなり、 チューリヒ到着後も飲みすぎなのか時差ぼけのせいか頭痛に悩まされる。
宿泊地のサメダンまでの電車では、車窓からの風景もイマイチだったこともあってほとんど寝っぱなし。 それでもなんとか20:30過ぎ無事サメダン到着。今年もスイスパス2等8日間を所持。
今日は世界遺産に登録されたレーティッシュ鉄道[Rhätische Bahn]ベルニナ[Bernina]線に乗車。 イタリアのティラーノまでを往復する予定。
ベルニナ線には本当はティラーノからの片道だけ乗ってみたかった。
が、他の地からティラーノまでのアクセスが悪すぎて往復で乗ることにした。
→
レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観([ユネスコ世界遺産](日本語あり)
ピッツ・パリュ[Piz Palü](車窓)
ラーゴ・ビアンコ[Lago Bianco](車窓)
白い湖というだけあって確かに白っぽい。
2時間半後ティラーノに到着。正直何もなく、30分後の折り返しの電車で戻ることにする。
ティラーノ → (1h45) → ベルニナ・ディアヴォレッツァ[Bernina Diavolezza]
ブルージオ[Brusio]のループ橋(車窓)
車内からではループの様子がうまく撮れず、行きも帰りもカメラと格闘していたらあっという間に通過してしまった。
ポスキアーボ湖[Lago di Poschiavo](車窓)
Miralago駅とLe Prese駅間の車窓からはポスキアーボ湖が一望。なかなかきれいだった。
ラーゴ・ビアンコ(車窓)
再びオスピッツォ・ベルニナ[Ospizio Bernina]駅付近のラーゴ・ビアンコまで戻ってきた。朝通とはまた違った印象。
ベルニナ・ディアヴォレッツァ駅で下車。
ベルニナ・ディアヴォレッツァ → (0h10) →
ディアヴォレッツァ[Diavolezza] →
(0h10) →
ベルニナ・ディアヴォレッツァ[Bernina Diavolezza] →
(0h25) →
ポントレジーナ[Pontresina] →
(0h15) → アルプ・ラングアルト[Alp Languard]
ディアヴォレッツァ(2478m)
ロープウェイでディアヴォレッツァへ向かう。
このロープウェイはスイスパス対象外。その代わりにホテルで貸し出されるエンガディンカードで乗車できる。
⇒旅行中のできごと「エンガディンカード」
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エンガディン地方交通カード情報(英語など)
寒いけどピッツ・パリュ[Piz Palü](写真左の山)をはじめ大迫力の景色。
→
ディアヴォレッツァ観光情報(英語など)
13時過ぎにベルニナ・ディアヴォレッツァ駅に戻る。電車もバスもダイヤが乱れていて15時過ぎにやっとポントレッジーナ(1805m)に到着。 そこから急な坂道を約20分程上り、アルプ・ラングアルト行きのチェアリフト乗り場へ。 ここのチェアリフトもスイスパス対象外だけど、エンガディンカードが使える。
アルプ・ラングアルト(2330m)からムオタス・ムライユ(2450m)までハイキング。
本当は比較的下り気味になる逆方向(ムオタス・ムライユからアルプ・ラングアルト)を歩きたかったが、 ポントレッジーナとアルプ・ラングアルト間のチェアリフトの運行時間は17時までなので断念。
アルプ・ラングアルト → (2h00) → ムオタス・ムライユ[Muottas Muragl]
ムオタス・ムライユ到着前はすごい上り坂。
標識では所要時間2時間45となっていたが、2時間ジャストで到着。
ムオタス・ムライユ → (0h10) →
プント・ムライユ[Punt Muragl] →
(0h05) → サメダン[Samedan]
ムオタス・ムライユ(2450m)
眺めの良いレストランで食事を取り、ケーブルカーでプント・ムライユ(1738m)へ下る。
滞在地のサメダンまでは電車で5分なのに、電車もバスも全然やって来ず1時間近く待ちぼうけ。歩いたほうが早かったかな。
バスでコルヴァッチ行きのロープウェイ乗り場へ。ロープウェイを乗り継いでコルヴァッチへ向かう。 → コルヴァッチ観光情報(英語など)
コルヴァッチ(3303m)にて
2つの湖が眼下に広がる。
湖の逆側には[Piz Murtèl](右)、ベルニナ山[Piz Bernina](中央左)、ロゼック山[Piz Roseg](中央)などの山々が見渡せる。 寒いけど眺めは最高。
ロープウェイで乗り継ぎ地ムルテールまで下る。
コルヴァッチ → (0h08) → ムルテール[Murtèl] →
(0h45) → フォルクラ・スールレイ[Fuorcla Surlej] →
(0h45) → ムルテール[Murtèl] →
(0h07) → コルヴァッチバーン[Corvatschbahn]
ムルテール、フォルクラ・スールレイ間
フォルクラ・スールレイへ向けてハイキング。
所要1時間と書かれていたが45分で到着。
フォルクラ・スールレイ
予想通り眺め最高。小さな湖の向こうにベルニナ山(左)とロゼック山(右)。
フォルクラ・スールレイ
ロープウェイから
ムルテールまで同じ道を戻り、ロープウェイで下山。
コルヴァッチバーン → (0h20) → シュールハウスプラッツ[Schulhausplatz] →
(0h15) → コルヴィリア[Corviglia] →
(0h15) → ピッツ・ネイル[Piz Nair]
ピッツ・ネイルにて
ピッツ・ネイル → (0h15) → コルヴィリア[Corviglia] →
(1h00) → シグナール[Signal] →
(0h10) → シグナールバーン[Signalbahn] →
(0h10) → サン・モリッツ[St. Moritz] →
(0h12) → サメダン[Samedan]
コルヴィリア、シグナールバーン間
フラワートレイルとあるだけに高山植物がいっぱい!
花を見かけるたびに立ち止まり、のんびり歩いて1時間後シグナール到着。
プラウン・ダ・レイ
マローヤの2、3個手前のバス停プラウン・ダ・レイというところで降りてみる。
サン・モリッツへ戻るバスの中から(正面の山:ピッツ・マルグナ[Piz da la Margna])
レストランが1、2軒あるのみで何もないけど気持ちのいいところ。 周辺を歩いてみたかったけど、時間的に厳しそうなので却下。戻ることにした。
サン・モリッツ → (0h12) → (サメダン[Samedan]) →
(4h40) →
(クール[Chur]、チューリヒ[Zürich]、ベルン[Bern]経由) → テッシュ[Täsch]
今日の滞在地であるマッターホルン方面へ向かうため、サン・モリッツ11:02発クール行きの電車に乗る。 この電車はサメダン駅で7分停車予定なので、その間に朝ロッカーに預けたスーツケースを取り出す計画。
ところが、サン・モリッツが始発駅にもかかわらず既に遅延。サメダン到着時には遅れが更に拡大。 これでは荷物を取り出す時間がなくなり、予定の電車に乗れなくなる。乗り遅れたら次の電車は1時間15分後・・・
とにかく急いで荷物を取ってきて電車に飛び乗ったが全然出発せず、結局3分遅れで出発・・・ここは本当にスイスなのだろうか。 ⇒旅行中のできごと「エンガディン地方」
シュピーツ[Spiez]近郊
地図上ではかなり遠回りに見えるけど、平地を回り込むこのルートが一番早く着く。とはいえそれでも5時間近くかかる。
テッシュにて、ブライトホルン[Breithorn]
テッシュに着くと、遠くにブライトホルンがきれいに見えていた。
登山電車でゴルナーグラートへ。一昨年と違って360度視界良好!
→
ゴルナーグラート鉄道(英語、独語、仏語)
→ツェルマット観光情報(日本語あり)
→ハイキングマップ
モンテローザ、リスカム、ブライトホルンの三山が目の前に広がる。
左から、モンテローザ[Monte Rosa](4634m)、リスカム[Liskamm](4527m)、 ブライトホルン[Breithorn](4164m)、マッターホルン[Matterhorn](4478m)
ゴルナーグラート → (1h10) → リッフェルゼー[Riffelsee] →
(0h40) → リッフェルベルク[Riffelberg]
ゴルナーグラート、リッフェルゼー間
ゴルナーグラート、リッフェルゼー間
リッフェル湖に向けて歩き始める。
休憩中のヤギに出会う。気持ちよさそう。
リッフェルゼー
逆さマッターホルンが撮影できる場所。今年は湖面にマッターホルンがきれいに映った!
リッフェルゼー、リッフェルベルク間
ブライトホルンが隠れ始めた。右のとんがった山はクラインマッターホルン[Klein Matterhorn]。
マッターホルンの形がリッフェル湖で見たときとはだいぶ変わってきた。
リッフェル湖から40分後、リッフェルベルク到着。レストランで軽くランチ。
リッフェルベルク → (1h55) → モシェゼー[Moosjisee] →
(2h10) → ツェルマット[Zermatt] →
(0h12) → テッシュ[Täsch]
リッフェルベルク、モシェゼー間
もっと歩こうとモシェ湖の方へ向かう。昨年も思ったけどモシェゼーはやっぱり小さかった。
モシェゼー、フィンデルン[Findeln]間
この方向から見るマッターホルンが一番きれい。
フィンデルン経由でツェルマットへ下る。かなり歩いた。
テッシュのホテルをチェックアウトしてツェルマットへ行き、コインロッカーに荷物を預ける。
今日も快晴!ハイキング日和。トロッケナーシュテックへ。眺め最高!
→
トロッケナーシュテック情報(英語など)
26番のルートを歩いてシュヴァルツゼーへ向かう。
トロッケナーシュテックにて
中央右寄り:ブライトホルン[Breithorn](4164m)
トロッケナーシュテック → (26番)(3h00) → シュヴァルツゼー[Schwarzsee]
歩き始めの頃のマッターホルン[Matterhorn](4478m)
マッターホルン
山の形がどんどん変わっていく。
トロッケナーシュテック、シュヴァルツゼー間
足場が悪いところがあったり、最後の方で急な登りがあったりして結構ハード。
3時間後シュヴァルツゼー到着。
ヒツジが集まって何かしている。
少し休憩して次はフーリへ向かう。
シュヴァルツゼー → (28番)(1h30) → フーリ[Furi] →
(0h06) → ツェルマット[Zermatt] →
(2h40) → モントルー[Montreux]
シュヴァルツゼー、フーリ間
今回はいつものシュタッフェル[Stafel]経由の29番ルートではなく、フーリに向けてまっすぐ下る28番ルートを行く。
グリュイエール
のどかな風景が何とも言えない。
今回は街の奥にあるグリュイエール城の周りを散策することにした。
街のレストランで、奥の方の席を選ぶと、のどかな風景が一望。とにかく気持ちのいいところ。
グリュイエール → (1h40) → エスタヴァイエ・ル・ラック[Estavayer-le-Lac] →
(1h30) → イヴェルドン・レ・バン[Yverdon-les-Bains] →
(1h05) → モントルー[Montreux]
エスタヴァイエ・ル・ラック
午後、ヌーシャテル湖[Lac de Neuchâtel]沿いの街エスタヴァイエへ向かう。
船着き場
船着き場まで30分程歩き、イヴェルドンまで遊覧船に乗る。
船内はほぼ満席。やっぱり船は気持ちが良い。
モントルー
イヴェルドンの船着き場から駅まで25分程歩き、電車でモントルーへ戻る。
モントルー
到着するとちょうど日没前。
レマン湖[Lac Léma]沿いを散策すると夕日がきれいだった。
モントルー(ホテルの部屋から)
早起きして、今日もレマン湖沿いを散策。今回は夕方の便なので帰国日当日もゆっくりできた。