スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
成田(NRT)12:25発 → (LH715) → ミュンヘン[München](MUC)17:35着19:15発 →
(LH3750) → チューリヒ[Zürich](ZRH)20:10着 →
(0h10) → チューリヒ中央駅[Zürich HB]
成田発昼の便でミュンヘンを経由してチューリヒへ向かう。
今年からドイツのルフトハンザ航空(LH)のマイレージを貯めることにした。 ルフトハンザはスターアライアンスなので、同アライアンスに所属するスイスインターナショナルエアラインズや 全日空に乗ってもマイレージを貯めることができる。
成田空港に早く着きすぎてしまった。駐機場を見てみるとLH航空のA380を発見! 9:30位に出発しているはずの便がどうやら遅れているらしい。
本当は航空券予約の際、今回の便か、その前の9:30位に出発する便にするかかなり迷った。 というのも9:30位に出発する便はお目見えして間もない最新鋭のエアバス機A380。乗ってみたいと思っていた。
でもまだ導入された間もない時期、けっこうまだトラブルがありそうな気がして今回は見送ることにしたが、 こんなに出発が遅れているならやめておいてよかった。
が・・・飛行機に乗ると自分の席と隣の席のディスプレイ一式が壊れているらしく、 お詫びとしてバウチャー券をもらうが、機内免税品に使えるのみ。ほしいものなんてないし・・・
機内食はビミョー。やっぱり機内食だけはエールフランスの方がよい。
定刻通りミュンヘンに到着。いつも挨拶くらいで済む入国審査で旅行目的や滞在日数を聞かれ、英語が出てこずオロオロする。
ミュンヘンを1時間遅れで出発し、チューリヒに着いたら21時をまわっていた。
チューリヒ湖[Zürichsee]
チューリヒ駅から船着き場まで2008年同様リマト川に沿って歩き、10:00発の船に乗船。
→チューリヒ湖遊覧船(英語、独語)
40分程でタールヴィル到着。船着き場から駅までは近いけどものすごい坂道・・・
タールヴィル → (0h15) → ツーク[Zug] →
(1h15) → インメンゼー[Immensee]
タールヴィルから電車に乗るとチューリヒ湖一望。その後トンネルに入り15分でツーク到着。
12時発の遊覧船に30分以上前から大行列。といってもおそらく外国人観光客は自分のみで、みんな地元の人のようだった。
インメンゼー駅から
インメンゼーもまた船着き場から駅まで急な上り坂。しかも遠い。とはいえ頑張って上ると、駅からツーク湖の眺めは最高だった。
インメンゼー → (0h10) → アルトゴルダウ[Arth-Goldau] →
(0h40)(登山列車) → リギ・クルム[Rigi Kulm]
リギ・クルム
リギ・クルムに着くと、自分が乗ってきた青い登山列車の横にフィッツナウ[Vitznau]発の赤い登山電車も到着。
リギ・クルム駅からリギ山頂を目指す。といっても約5分程度の道のり。 上りになる行きは右回りの緩やかな老人コース、帰りは左の若者コースを歩くことにする。
リギ山にて
山頂からは周りの湖が一望。
リギ・クルム → (0h45) → リギ・カルトバート・フィルスト[Rigi Kaltbad-First]
リギ・クルム駅を出発し、リギ・カルトバート・フィルスト駅まで歩いて下る。 フィッツナウ[Vitznau]へ向かう線路とほぼ並走する感じのハイキングコース。
リギ山 ハイキングコース
15分程歩くとリギ・シュタッフェル駅[Rigi Staffel]に到着。
ハイキングコースからの眺め
更に15分程でリギ・シュタッフェルヘーエ駅[Rigi Staffelhöhe]。
そこからリギ・カルトバート・フィルスト駅まで25分のコースが本来のハイキングコースのようだったが、 上りっぽい道だったので別の道を行き、15分程でリギ・カルトバート・フィルスト駅到着。
眺めも良くなだらかなハイキングコースであっという間に着いてしまった。
リギ・カルトバート・フィルスト → (0h10) → ヴェッギス[Weggis]
ホテルの部屋から(ヴェッギス)
今日の宿はヴェッギス。ここも坂が多い。駅から離れているので送迎してもらえ、部屋からは湖が一望。
ルツェルンからコノルフィンゲン間の車窓
ルツェルンからトゥーンへ向かうのに、なるべく通ったことのないルートで向かおうと、 ゴールデンパスラインと言われる眺めの良いマイリンゲン[Meiringen]経由(地図のベージュ色の線)ではなく、 平地を回り込む最速ルートのベルン[Bern]経由(地図のグレーの線)でもなく、幹線ではないコノルフィンゲン経由で行くことにした。
が、あまりののどかさと単調なグリーンの風景に思わず居眠り・・・
トゥーン → (1番)(0h30) → ベアテンブフト[Beatenbucht] →
(0h10) → ベアテンベルク[Beatenberg] →
(0h15) → ニーダーホルン[Niederhorn]
ニーダーホルン(1950m)にて
雲で本来見えるはずであろうユングフラウ等の山々が見えない(T0T)ニーダーホルン → (0h50) → フォルサス[Vorsass] →
(0h50) → ベアテンベルク・アルタスハイム[Beatenberg, Altersheim] →
(0h10) → ベアテンベルク Wydi
しばらく待ってもユングフラウが見えそうもないのでベアテンベルクまでのハイキングに出発。
1番ルートを選択するが、険しくなってきて森の中を下る。5番の方が眺めがよかったかも。
→ニーダーホルン(英語、独語)(※ハイキングマップあり)
50分程でフォルサス到着。ここからベアテンベルクまでは1時間のルートと1時間25分のルートがあり、 1時間の方を選択。遠くにユングフラウ三山が時々顔を出しかけるけどすぐに雲の中(T_T)。
ベアテンベルクに着くはずが、最後のところでショートカットルートを歩いたら ひとつ隣のバス停アルタスハイムに到着。そのままバスに乗って宿に近いWydiというバス停で下車。
部屋から
隣の部屋と共同のユングフラウ三山が見える巨大なバルコニーがある。隣人はいなく独り占め。なのに雲でほとんど見えないのが悔しい。
ベアテンベルクの街並み
夕食に町へ出るがレストランは見当たらず、イートインコーナー付きのパン屋がある程度。でもその店も18:30には閉店。
ベアテンベルク[Beatenberg] → (0h20) → インターラーケン・ヴェスト[Interaken West] →
(2h30)(ベルン[Bern]、ローザンヌ[Lausanne]) → ヴヴェイ[Vevey]
朝から冷たい冷気と霧に包まれ、その後もどんどん天候が悪化。 良くなる気配がないため、早々とこの地を去ることにした。
今日からの滞在地であるツェルマット方面の天気も期待できそうもないため、レマン湖[Lac Léman]の方に足をのばしてみることにした。
ベルンからローザンヌ間の車窓
さっきまでの悪天候から一転。こっちの方は晴れている!
ローザンヌ、ヴヴェイ間の車窓
レマン湖周辺は更に晴れていた。山の方と違って、レマン湖の方は標高が低いため晴れやすいのかもしれない。
ヴヴェイ → (0h15) → ヴヴェイ(フュニ)[Vevey(funi)] →
(0h15) → モン・ペルラン[Mont-Pèlerin]
モン・ペルランからの眺め
予想通り眺めは最高に良かった。ただ、ケーブルカーの駅横に眺めのよいレストランがあるのみで他には何もない。
モン・ペルラン → (0h10) → コルソー[Corseaux] →
(1h20) → ヴヴェイ[Vevey] →
(2h30) → テッシュ[Täsch]
帰りのケーブルカー
帰りは、ヴヴェイの一つ手間のコルソーでケーブルカーを降りて歩くことにした。 (途中駅ではボタンを押さないと止まらない。)
コルソーからヴヴェイへ
ブドウ畑の中をレマン湖を眺めながら下っていく。ヴヴェイのケーブルカー乗り場までは10分程で着いてしまった。
レマン湖
次の電車まで1時間あるので町を散策。
ネスレ本社の横を通りレマン湖沿いを歩いて駅へ向かう。最高に気持ちが良い。
テッシュ
ツェルマットの一つ手前の駅テッシュに到着。こちらは予想通り雨だった。 3日前に送っておいたスーツケースを受け取りホテルへ向かう。
今日も朝から小雨が降る悪天候。とはいえ天気予報によるとこれから晴れてくるらしいので、 8時発の電車でツェルマットへ行き、晴れてくることを祈りつつゴルナーグラート行きの登山電車に乗る。 → ゴルナーグラート鉄道(英語、独語、仏語)
30分程でゴルナーグラートに到着。雲だらけでどの方向にどの山があるのかすらわからない。
左:モンテローザ[Monte Rosa](4634m)、右:リスカム[Liskamm](4527m)
しばらく待ってやっと山々が顔を出し始めた。
ブライトホルン[Breithorn](4164m)
それでもマッターホルンだけは依然として雲の中。
ゴルナーグラート → (3h30) → リッフェルアルプ[Riffelalp] →
(0h20) → ツェルマット[Zermatt] →
(0h12) → テッシュ[Täsch]
ゴルナーグラート(3089m)からリッフェルベルク[Riffelberg](2582m)を経由してリッフェルアルプ(2211m)までハイキング開始。 高山病なのか少し頭痛がするのでゆっくり歩く。
逆さマッターホルンが見えるはずのリッフェル湖[Riffelsee]でお昼を食べながら雲が取れるのを待つが結局マッターホルンは見えず、 リッフェルアルプに向けてハイキング再開。
モンテローザとリスカム
マッターホルン[Matterhorn](4478m)
途中でやっと見え始めたのがこの写真。この日はこれ以上は見えなかった。
残念なことに今日も悪天候。スイス全土で終日雨らしい。
片道2時間半近くかかるけど、一部の望みを託してまたレマン湖の方へ向かい、晴れているところで下車することにした。
昨日も来たヴヴェイで乗り換え、高台になっているブロネの方に向かってみる。
ブロネ → (1h00) → シャイィ[Chailly] →
(0h10) → ラ・トゥー・ドゥ・ペル[La Tour de Peilz] →
(0h05) → モントルー[Montreux] →
(2h30) → テッシュ[Täsch]
ブロネからシャイィ
ブロネからモントルーまで徒歩1時間15分らしい。天気が持ちそうなので歩いてみることにした。 ハイキングコースではないので途中で道がわからなくなり断念。バスに乗る。
モントルーへ着くと雨が降り始めたので、また2時間半かけてテッシュへ戻ることにした。
やっぱりテッシュは雨。しかも寒い。
テッシュ[Täsch] → (2h30) → モントルー[Montreux] →
(1h10) → ローザンヌ・ウシー[Lausanne Ouchy] →
(メトロ)(0h05) → ローザンヌ[Lausanne]
最悪なことに今日も雨。雪が降ったらしく目の前の低い山まで雪化粧。
結局4日ともマッターホルンの全体像を見ることはできず、早々に今日の宿泊地ジュネーブへ向かうことにした。
例によってレマン湖に近づくにつれて天気が回復。 雨がやんでいるのでモントルーで下車して船に乗る。駅から船着き場まではまあまあ近い。 →レマン湖遊覧船(英語、独語、仏語)
モントルーからローザンヌへ
寒くて雨が降り始めたので船内に逃げ込む。乗ったのは蒸気船なので船内でも蒸気機関部を見ることができて楽しめる。
ジュネーブまでは乗らずローザンヌで下船。雨風がすごく傘が壊れそう。ローザンヌは船着き場から駅が遠くメトロで移動。
ローザンヌ → (0h30) → ジュネーブ[Genève] →
(0h15) → ニヨン[Nyon] →
(1h25) → ジュネーブ・ジャルダン・アングレ[Genève-Jardin-Anglais]
ニヨン
電車でジュネーブへ行きホテル到着。
晴れてきたので再び電車に乗りさっき通ったばかりのニヨンへ。晴れていればゆっくり散策したい。
そして再びまたレマン湖遊覧船に乗船しジュネーブに戻る。
ジュネーブ・コルナヴァン[Genève Cornavin](中央駅) → (0h06) →
ジュネーブ(GVA)13:05発 →
(LH3685) →
ミュンヘン[München](MUC)14:15着15:45発 →
(LH714) →
成田(NRT)10:15着(8/17(火))
今日もどんよりした天気でしかもかなり寒い。 街をふらふらし、サン・ピエール大聖堂[La cathedrale protestante Saint-Pierre]に登ってみたが、天気が悪いせいもあっていまいち。
今回の旅行はさすがに天気が悪すぎて、計画していたスケジュール通りにはいかず残念。 とはいえ、雨の日は標高の低いレマン湖周辺に行けば、晴れは無理でも雨は避けられそうなことが分かった。
でも、そうなるとスイスパスはやっぱり必須ということになる。今回は大移動ばかりしたので相当元は取ったはず(笑)