スイスアルプスを大満喫!
真っ白な山々や大自然に囲まれながらのハイキング、 車窓から眺める美しい青色の湖、その湖上遊覧船から眺める鮮やかな緑の世界など、 自然を楽しむことがメインのスイス中心の旅行記です。
成田(NRT)10:25発 → (LX161) → チューリヒ(ZRH)15:50着17:45発 →
(LX2810) → ジュネーブ(GVA)18:35着 →
(0h11) → アヴニュ・デュ・ジュラ[Avenue du Jura]
今年はスイスではなくフランス旅行。行先はシャモニー1拠点のみ。 出発日にシャモニー入りは難しいので、スイスのジュネーブコワントラン[Cointrin]空港近くに1泊する。
空港で明日のシャモニー行きのバスを予約する。
⇒旅行中のできごと「シャモニーへのアクセス」
宿は空港からバスでたった11分とはいえ、所在はフランスとなる。
⇒旅行中のできごと「無料チケット(ジュネーブ空港)」
ジュネーブ、シャモニー間のバスから(車窓)
シャモニー → → プラン・プラ[Plan Praz] →
→ ル・ブレヴァン[le Brévent] →
→ プラン・プラ[Plan Praz]
プラン・プラ行きのゴンドラ乗り場でモンブラン・マルチパス(6日間)を購入。これでシャモニーの乗り物乗り放題!
⇒旅行中のできごと「モンブラン・マルチパス」
プラン・プラでロープウェイに乗り換えてル・ブレヴァン(2525m)へ。寒いけど天気が良くて見晴らしもよく気持ちがよい。
寒いので手袋をしようとしたら、風で飛ばされ片方行方不明(T0T)初日から大ショック。
ル・ブレヴァン(2525m)にて、モンブラン[Mpnt Blanc](4810m)
プラン・プラ → (2h20) → ラ・フレジェール[la Flégère] →
→ レ・プラ[les Praz] →
(0h10) → シャモニー[Chamonix]
プラン・プラ(2000m)
プラン・プラへ戻り、ラ・フレジェールまでハイキング開始。
足場が悪かったり、ちょっと怖いところもある。
もうすぐラ・フレジェール(1877m)。
到着してびっくり!下りのロープウェイに大行列。しかも並んでいる間に雨が降り出し、40分後やっと乗れた。
雨。することがないので、シャモニーの街を散策。
やみかけたかと思ったら土砂降りを繰り返し、お昼頃部屋に戻ったときには足がずぶ濡れ。
午後、晴れ間が見えてきたのでベルヴュへ行ってみることにした。
まず、レ・ズッシュまで電車で向かう。でもバスにすればよかったと後悔。 駅からはロープウェイ乗り場が遠く、雨の中20分以上歩くことになる。
ベルヴュ → (0h35) → コル・ドゥ・ヴォザ[Col de Vosa] →
(0h15)(トラムウェイ) → ベルヴュ[Bellevue] →
→ レ・ズッシュ[Les Houches] →
(0h20) → シャモニー[Chamonix]
ベルヴュ(1800m) ニ・デーグル[Nid d'Aigle]行きのトラムウェイ
ベルヴュからトラムウェイに乗ってニ・デーグルへ行こうとしたら、 ロープウェイを下車したところからトラムウェイ乗り場までは、ぬかるんでドロドロ。
かなり慎重に歩いてやっと乗り場にたどり着いたものの、この電車、普段でも1日に10本ほどしか運行されないのに、 この日は雨のため本数が間引かれ、そこに大勢の人が群がっている。 とてもじゃないけど乗る気になれず、予定変更。コル・ドゥ・ヴォザに向けて歩く。
ベルヴュ、コル・ドゥ・ヴォザ(1653m)間
コル・ドゥ・ヴォザまでは雨に降られず気持ちよくハイキング。
更にル・プラリオン[le Prarion]まで歩こうとしたら本降りの雨。 断念してトラムウェイでベルヴュに戻ることにするが、電車はなかなか来ず雨風が強くなりかなり寒い。
やっと来たトラムウェイでベルヴュに戻ったものの、ベルヴュからのロープウェイも酷いものだった。 係員がいなく時刻表もなく、次の運行時間もわからずお客ばかりが増えていく。乗ろうとしている旅行客は自分も含め一様に不安顔。
16:30、係員がやってきた。やっぱり時刻表は存在しているはず。それなら提示してほしい。 ロープウェイでレ・ズッシュに下り、帰りはバスでシャモニーに戻る。
シャモニーにてモンブラン[Mont blanc]
今日は快晴!でも、昨日ずぶ濡れになったスニーカーは案の定乾いておらず、足を通すとぐっしょり(X_X)
イタリア側からモンブランを見るため、予約しておいたバスでイタリアのクールマイヨールへ向かう。
→
クールマイヨール行きバス会社SAT(仏語)
→クールマイヨール観光局(英語)
左:クールマイヨール行きのバスからの車窓(モンブラン)、右:ラ・パルド
クールマイヨール(1224m)からバスでロープウェイ乗り場のあるラ・パルド(1370m)へ。 バスは大混雑。人の隙間から窓の外のバス停名を確認し、人込みをかき分けてなんとか下車。 他の観光客はどこに行くのか知らないけど、ラ・パルドで降りる人は少なかった。
ラ・パルド → →
パヴィヨン・デュ・モン・フレティ[Pavillon du Mont Frety] →
→
ヴェッキオ・リフュージオ・トリノ[Vecchio Rifugio Torino]
クールマイヨールでは、ロープウェイはモンブラン・マルチパスで50%引きになると思っていたら、 乗ろうとしているロープウェイは割引対象外と言われる。それでもロープウェイを乗り継いでヴェッキオ・リフュージオ・トリノへ。
ヴェッキオ・リフュージオ・トリノ(3335m)
気温3℃。足元はわずかに雪が。上空は晴れているのにモンブランは雲であまり見えず、遠くの山々も雲の中。
ヌオーヴォ・リフュージオ・トリノ(3375m)
長い階段を上って40m上のヌオーヴォ・リフュージオ・トリノへ。
わずかにモンブランの頂上が見えた!
ヴェッキオ・リフュージオ・トリノ → →
パヴィヨン・デュ・モン・フレティ[Pavillon du Mont Frety]
パヴィヨン・デュ・モン・フレティ(2173m)
あまりに寒くて早々にロープウェイの乗り継ぎ地パヴィヨン・デュ・モン・フレティまで下る。
パヴィヨン・デュ・モン・フレティの植物ガーデン
ロープウェイの乗車券で植物ガーデンに入ることができる。
パヴィヨン・デュ・モン・フレティ → → ラ・パルド[La Palud] →
(0h10) → クールマイヨール[Courmayeur] →
(0h35) → シャモニー[Chamonix]
パヴィヨン・デュ・モン・フレティ
13時前クールマイヨールへ戻る。もっと他のところも見たかったが情報が何もなく、観光案内所も昼休みで閉まっている。 一方でシャモニーに戻るバスは14時、16時、18時しかない。迷った挙句、14時のバスでシャモニーへ戻ることにした。
シャモニー → (0h20) → モンタンヴェール[Montenvers] →
→ グロット・ドゥ・グラース[Grotte de Glace]
氷の洞窟へ降りるゴンドラ
氷の洞窟へ行くのにゴンドラができていたので乗ってみることにした。それでもゴンドラを降りた後400段の階段を下ることになる。
氷の洞窟(グロット・ドゥ・グラース)
氷河後退のため毎年穴の位置が変わる。
グロット・ドゥ・グラース → → モンタンヴェール[Montenvers] →
(0h20) → シャモニー[Chamonix]
メール・ドゥ・グラース[Mer de glace]
氷河は98年と比べてだいぶ後退した感じ。
モンタンヴェールへ戻るゴンドラは大行列。歩いたほうが早かったかも。
シャモニーからモンタンヴェールに着いたときからそうだったので嫌な予感はしていたけど、シャモニーへ戻る電車には未だに大行列。 もう少し待とうと周辺を散歩。でも、一回りして戻ると行列は更に拡大。仕方なく並んだけど、並んでいる間に雨まで降り始めた。
シャモニー → (0h17) → レ・グラン・モンテ[Les Grands Montets] →
(0h05) → ロニャン[Lognan] →
(0h10) → グラン・モンテ[Grands Montets]
朝から本降りの雨。それでも少し晴れ間が見えてきたので、11時頃からバスでグラン・モンテへ向かってみることにした。
→
グラン・モンテ情報(英語など)
アルジャンティエール[Argentière]という街のレ・グラン・モンテで下車。
ロープウェイを乗り継いで、グラン・モンテ(3275m)へ。 わかってはいたが、案の定360度雲の中で何も見えず、寒すぎてすぐにロープウェイの乗り継ぎ地ロニャンまで降りる。
グラン・モンテ → (0h10) → ロニャン[Lognan] →
(1h15) → グラシエ・ダルジャンティエール[Glacier d'Argentière]
ロニャン、グラシエ・ダルジャンティエール間
ロニャン(1972m)まで下ると少し天気が回復したので、アルジャンティエール氷河を見に行くことにした。
途中の分岐で左方向を選択すると、こちらはアルジャンティエール氷河が目の前に迫る。
更に「Point de vue」(ビューポイント)へ向けて歩く。
グラシエ・ダルジャンティエール
ビューポイント到着10分手前。ものすごい氷河。ここがビューポイントでは!?
ビューポイントへは足元が悪く、手を使わないと登れない岩場もある。
ビューポイント
誰もいなかった。
グラシエ・ダルジャンティエール → (0h45) → ロニャン[Lognan] →
(0h05) → レ・グラン・モンテ[Les Grands Montets] →
(0h17) → シャモニー[Chamonix]
さっき上ってきた岩場を下りるのはちょっと怖いので、帰りはさっきの分岐右方向のルートで戻る。こちらの方が険しくなく断然歩きやすい。
もうすぐロニャン到着というときに本降りの雨。さっさと戻ってきてよかった。
シャモニー → (0h17) → グラシエ・デ・ボソン[Glacier des Bossons] →
(0h15) → (ビューポイント) →
(0h15) → グラシエ・デ・ボソン[Glacier des Bossons] →
(0h20) → レ・ボソン[Les Bossons] →
(0h10) → シャモニー[Chamonix]
雲が多いながらも晴れているので、ボソン氷河を見に行ってみることにした。
→
ボソン氷河情報(英語など)
チェアリフトで1425mのところまで上りビューポイントへ。でもボソン氷河は雲の中でよく見えない。 下までくだるハイキングコースは森の中を下る感じに見えたので却下し、再びチェアリフトで下る。
シャモニーに戻る2番バスは50分近く来ないので、3番バスのバス停まで歩いてみることにしたが、 道がわからなくなった。そのかわりに鉄道のボソン駅発見し、電車でシャモニーに戻ることにする。
ボソン駅
ボソン駅に着いた頃には晴れてボソン氷河がよく見えた。もう少し粘ればよかったかな・・・
ボソン駅にて、ボソン氷河、左の山:エギュィーユ・デュ・ミディ[Aiguille du Midi](3842m)
シャモニー → (0h27) → ル・トゥール[Le Tour] →
(0h10) → シャラミヨン[Charamillon] →
(0h10) → レ・ゾータンヌ[Les Autannes] →
(0h10) → コル・ドゥ・バルム[Col de Valme]
シャモニー
シャモニーに戻り、12時過ぎ、今度はバスでル・トゥールへ。
実はシャモニー滞在中はホテルでもらったカードで、バスはル・プラリオン[Le Prarion]からル・トゥールまで、 電車はセルヴォ[Servoz]からヴァロルシーヌ[Vallorcine]まで乗り放題。 モンブラン・マルチパスと合わせて持つと最強。
コル・ドゥ・バルム(2186m)
雲で見晴らしはイマイチ。ここはフランスとスイスの国境地点。数メートル先には見慣れたスイスの標識発見。
コル・ドゥ・バルム → (1h10) → シャラミヨン[Charamillon] →
(0h45) → ル・トゥール[Le Tour]
コル・ドゥ・バルムからシャラミヨン間
シャラミヨン(1850m)までハイキング。雲がなければ、方向的にはモンブランを正面に見ながら下れるコースのはず。
シャラミヨンからル・トゥール間
更にル・トゥール(1462m)まで歩く。見晴らしがよく気持ちの良いルートだったけどモンブラン等の山々は最後まで見えず残念。
ル・トゥール → (0h25) → モントロック[Montroc] →
(0h22) → シャモニー[Chamonix]
ル・トゥールからモントロック間
ル・トゥールに着くと、またしてもバスは50分近くやってこないので、1停留所分歩いてみることにした。
モントロックの停留所に着くと、電車のモントロック駅発見。電車でシャモニーに戻る。
シャモニー最終日、やっと快晴に恵まれ、エギュィーユ・デュ・ミディへ向かう。
みんな同じ考えなのかロープウェイ乗り場には7:45で既に人がいっぱい!
→
エギュィーユ・デュ・ミディ情報(英語など)
⇒旅行中のできごと「エギュィーユ・デュ・ミディへ」
エギュィーユ・デュ・ミディ(3842m)にて、モンブラン[Mt Blanc](4810m)
空中への一歩(THE STEP INTO THE VOID)
床までガラス張りの空間からモンブランを眺められるらしく、行列に並んでみた。 自分の番が近づいてくるとガラスを傷つけないようにスリッパに履き替えさせらる。自分の番になると、自分のカメラを係員に渡すように促される。 床がガラス張りの小さなスペースの上に、外の景色を背に立たされ撮影される。外の景色を見たりする時間はなく、次の人に交代。
エギュィーユ・デュ・ミディ → (0h25) → (エルブロネ[Helbronner]) →
(0h25) → エギュィーユ・デュ・ミディ[Aiguille du Midi]
エギュィーユ・デュ・ミディ、エルブロネ間
イタリア側のエルブロネ(3466m)へゴンドラでの空中散歩。エルブロネで降りることはできずそのまま往復するのみだけど、景色は最高に良い。 ちなみにモンブラン・マルチパスは使えない。
雲一つなく、どこまでも見渡せる絶景に大満足。
モンブラン(エギュィーユ・デュ・ミディ)
帰りのロープウェイ乗り場に行くと整理券を渡され、しばらく待つ。 行きのロープウェイに並び、展望台に上がるエレベーターに並び、空中への一歩に並び、エルブロネ行きのゴンドラに並び、帰りのロープウェイにも並び、 多めに時間をみる必要がある。
エギュィーユ・デュ・ミディ → →
プラン・ドゥ・レギュィーユ[Plan de l'aiguille] →
(0h15) → ラック・ブルー[Lac bleu]
プラン・ドゥ・レギュィーユ(2308m)にて
ロープウェイ乗り継ぎ地のプラン・ドゥ・レギュィーユで少し散策。15分程のラック・ブルーへ行ってみることにした。
プラン・ドゥ・レギュィーユ、ラック・ブルー間
ラック・ブルー
青い湖というだけあって確かに青い。けれど、これは池サイズ。
ラック・ブルー → (0h15) → プラン・ドゥ・レギュィーユ[Plan de l'aiguille] →
→ シャモニー[Chamonix]
プラン・ドゥ・レギュィーユへの戻り道
眺めも良く、ちょっと歩きたいならラック・ブルー往復はちょうどよい。
シャモニー
ここからシャモニーに下るロープウェイはすぐに乗れて、14時過ぎシャモニーに戻る。
シャモニー → (1h35) → ジュネーブ[Genève] →
(0h11) → アヴニュ・デュ・ジュラ[Avenue du Jura]
午後、今日の宿泊地ジュネーブへ向かう。
行きにも利用した乗り合いバスを待つため、待ち合わせ場所前のカフェで休憩。 数日前に飲んだロゼパンプルムース(グレープフルーツのワイン)が美味しくて、また注文してしまった。
あちらこちらの人を拾って1時間35分程でジュネーブ空港到着。
初日にも利用したフランス側のアヴニュ・デュ・ジュラというバス停近くにあるホテルへ。
アヴニュ・デュ・ジュラ → (0h11) → ジュネーブ(GVA)13:05発 →
(LX2807) → チューリヒ(ZRH)11:00着15:00発 →
(LX160) → 成田(NRT)07:50着(8/19(火))
ジュネーブ、チューリヒ間の機内にて
チューリヒ行きの機内からモンブランらしき山々が見えた。
ヨーロッパ内の乗り継ぎ便のときは窓際に席を取るようにしているけど、山々が見えたことがなかったのでちょっと感動。
今回の旅行は、どこに行っても乗り物に乗るための行列に並んでばかりいた印象。 スイスに負けず景色は最高に良いのに、色々と不便だったり効率的になっていないところがフランスっぽい。